白でも黒でもない世界でパンダは笑うでミスパンダが双子設定の理由

シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。 アクション 清野菜名 横浜流星 ドラマ・映画
https://www.ytv.co.jp/
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。 アクション 清野菜名 横浜流星

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2020年の冬ドラマ『白でも黒でもない世界で、パンダは笑う。』の、ミスパンダと飼育員さんの最凶バディは毎回痛快ですよね。

 

空手の世界大会で優勝している横浜流星さん(飼育員さん)と、本格的アクションを学んだ清野菜名さん(ミスパンダ)が大暴れするシーンは目が離せません!

 

若い俳優・女優にしてはヘタに恋愛ものを演じさせるよりも、体を使ったアクション満載の方がワクワクします!

 

第5話では偽パンダにはめられた二人が、特殊犯捜査係のSITに取り囲まれたときはハラハラさせられました。

 

しかし、見れば見るほど謎が深まるパンダワールド。

 

・ミスパンダから催眠を解いた時の、川田レンの着替えは誰が?

・ミスパンダの人格はレン?リコ?それとも第三の人格?

・川田レンはパンケーキを本当に食べられているの?

・直樹の父親の失踪事件の真相とは?

・パンダのぬいぐるみから出てきたUSBに映るコアラ男は誰?

・USBはいつ、どうやって仕込まれたのか?

 

などなど・・・、これから少しずつ解明されていく謎も、ドラマのみどころの一つではないでしょうか。

 

今回注目したいのは、川田レンの母親『川田麻衣子』のことです。

 

母・麻衣子は自分が産んだ双子なのに、なぜ妹のレンだけを溺愛し、姉のリコには愛情を注がなかったのか・・・不思議だと思いませんか?

 

そこには、『パンダ』がキーワードになっているのではないかと予想し、記事にまとめてみました。

 

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白でも黒でもない世界で、パンダは笑う。何故パンダを起用したのか

そもそも、なぜ『パンダ』だったのでしょうか。

 

世の中のグレーなことに忖度なくスカッと解決するだけなら、猫でもヒョウでもライオンでも良かったのでは?なんて思いませんか?

 

そこに『白黒』をつけることで、『パンダ』というキーワードが成立したように感じます。

 

だってパンダ以外で白と黒の物というと、パトカーくらいしか思い浮かびませんもんね。

 

でもパトカーは警察を象徴するものだから、ミスパンダや飼育員さんの活動内容にはふさわしくありません。

 

よく考えると白と黒の動物ってシマウマもいましたが、シマウマのシマシマ模様は白と黒が入り交じっているため(議題にあがっていれば)起用は却下されたのではないかと推測されます。

 

それに比べてパンダの模様は「ここからが白で、ここから先が黒!」と、はっきり分かれていますよね。

 

グレーな部分に白黒つける痛快ミステリーには、やはりパンダ模様ほどの明確な「白!黒!」と言い切れるものが必要だったのです。

 

川田レンが天才囲碁騎士だった設定の理由予想

グレーな事件に白黒つけるミスパンダが誕生し、その正体となる消極的な女の子・川田レンにもパンダ要素を織り交ぜるため、制作部で色々な案が出たのではないでしょうか。

 

A「白と黒を象徴するものは、なんだ?」

B「囲碁か、チェスか、オセロか」

A「他には何かないか」

B「これと言って、思い浮かぶものはありません」

A「よし!和のテイストで囲碁にしよう」

 

そんなこんながあったかどうかはわかりませんが、白と黒に引っ掛けて主人公・川田レンには、幼い頃『天才囲碁少女』としてその名を馳せていた設定にしたのだろうと、容易に想像できます。

 

白でも黒でもない世界で、パンダは笑う。川田レンが双子の理由

しかし川田レンが双子だったなんて、放送が開始されるまでちょびっとも予想していませんでした。

 

第一話に出てきた三枚の同じ写真。

 

同じ写真でありながら全部違う写真は、非常に興味深かったですよね。

 

・川田レンが持っている写真は、母・麻衣子の右側が黒く塗りつぶされていました。

・母・麻衣子の病室に飾れている写真は、逆に左側が黒く塗りつぶされています。

・そして、レンが通院している精神科の門田先生が持っている、何も塗りつぶされていない写真。

 

門田先生の写真には、母親である麻衣子の両側に同じ顔の二人の女の子が写っていましたね。

 

川田レンは、双子だったのです。

 

これもまたパンダに因んでいるんだなって、ピンと来ました。

 

更に、母・麻衣子が双子の一人(レン)だけを可愛がり、もう一人の娘(リコ)をぞんざいに扱い虐待しているような描写で、確信へと変わったのです。

 

パンダと川田親子の関係性

川田レンが双子に設定された理由は、確実にパンダに繋がっています。

 

実は、世界三大珍獣であることで有名なジャイアントパンダは双子の子供を産むと、一頭は自分で育てるが、もう一頭は育てることをしないのです。

 

100%でないにしてもジャイアントパンダは我が子でありながら、高い確率で育児放棄して見捨ててしまうのです。

 

一見可哀想に思える行為ですが、これは、母パンダ自身の命を守るためにしかたない行為なんだそうです。

 

どういうことかというと、パンダの主食は笹の葉っぱですよね。

 

笹の葉からは、ほとんど栄養が採れないとされています。

 

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生きていくために必要な栄養を摂取するため、パンダは一日に14kgもの葉っぱを食べなければなりません。

 

例えば白菜に換算すると・・・、通常のサイズで一玉が約1kg強なので、約14玉分の重さの葉っぱを食べていることになります。

 

白菜みたいに葉っぱが巻いてあるならいざ知らず、笹の葉は一枚一枚丁寧に生えているではありませんか。

 

それを、枝を掴んでは食べ、枝を掴んでは食べ・・・って繰り返すわけですから、どれだけ時間があっても足りませんよね。

 

だから想像を絶する14kgのも葉っぱを、必死で食べるのです。

 

食べなければ生きていけない

だから、ひたすらに食べる

だから、子育てをしている暇がない

だから、一頭は育児放棄をせざるを得ない

 

ジャイアントパンダも肉食動物だったら、育児放棄なんてしなかったことでしょう。

 

以上、ジャイアントパンダの子育て事情から、川田レンの母・麻衣子が、双子の1人(リコ)を檻に押し込めて可愛がることをしない姿は、まさにパンダそのものを投影していると言えるのです。

 

白でも黒でもない世界で、パンダは笑う。麻衣子の疑問

パンダを意識して作られているドラマ『白でも黒でもない世界で、パンダは笑う。』ですが、どうしても腑に落ちないのが、母・麻衣子が双子の1人だけを溺愛する事実です。

 

「子供は欲しかったけど、二人も要らなかったんだよね~。ぽい!」みたいな、ライトな感覚ではないんですよね。

 

それもそれで問題ですが、麻衣子の場合、確実にリコを憎んでいます。

 

リコが、再婚したパートナーの連れ子とか、施設から引き取った養子っていうならまだ理解できますが、レンとリコは双子です。

 

しかも一卵性双生児。

 

自分のお腹を痛めて産んだ実の子供を、果たしてそこまで憎めるものなのでしょうか。

 

麻衣子はパンダではなく人間ですから、本来なら少なからず『母性』というものが芽生えもおかしくはありませんよね。

 

謎です。

 

そして、10年前に火事で亡くしたのは溺愛していたレンの方でしたが、麻衣子は現存するレンを本物のレンだと思っているのでしょうか。

 

それともリコだと知りつつ、レンだと思い込もうとしているのでしょうか。

 

いくら双子だからといっても、我が子が区別できないわけはありません。

 

あれだけリコのことを、親の仇のように思っているなら尚更です。

 

ジャイアントパンダが双子を育てる実例

先日、こんな記事を読みました。

 

『双子を産んでも一頭しか育てないジャイアントパンダが、二頭を育てている』という記事です。

 

その記事をよく読んでみると、この母パンダも最初は一頭しか育てようとしていませんでした。

 

それを見た飼育員さんが育児放棄をされた方の子パンダを保護し、命を救ったというものです。

 

「どうにかして二頭を育てさせることはできないか」そう思った飼育員さんがとった行動は、双子を人為的に入れ替えるという作戦です。

 

母パンダが食事に気を取られているすきをついて一日に10回も双子を入れ替えた結果、母パンダにバレることなく二頭を育てているということです。

 

現存するレンが、麻衣子が作り上げた空想のレンでいる限り、麻衣子は『レン』として愛するでしょう。

 

でも、レンは直樹の催眠によって、リコである記憶を取り戻しつつあります。

 

完全なリコに戻った時、レンは『リコ』と名乗るのか、それとも『レン』を演じるのか、今後のストーリー展開が気になりますね。

 

白でも黒でもないでもない世界で、パンダは笑う。川田親子に降り掛かった災害

ここまで書いていて、一つの仮設が浮かびました。

 

レンとリコが産まれて間もなく、麻衣子は門田先生の催眠によってレンだけに愛情を注ぐように操作されたとします。

 

そして、火事を起こしたのも門田先生。

 

この事件でレンが命を落とすことを想定していたかどうかは定かではないが、生き残ったリコがレンとして生きていくために自分を頼るだろうと予想します。

 

そしてリコに『自分はレンだ』という偽りの記憶を刷り込むことで、その実験結果を論文にまとめて発表するというものです。

 

要するに、全ては門田先生が自分の論文のために仕組んだことであり、それは20年以上も続いているという、とんでもない話です。

 

これなら、麻衣子がリコを憎むように催眠をかけられているわけですから、リコがぞんざいに扱われることにも合点がいきます。

 

・・・とすると、第5話で門田先生は殺害されてしまいましたので、麻衣子の催眠を解く方法はわからなくなったことになります。

 

一方レンの方は、門田先生の催眠でレンになっているが、直樹の催眠で何度もリコの(あるいはリコに限りなく近い)人格を覚醒している内に、レンの中ではリコとレンが入り混じるようになり、今後は本当の自分を取り戻すと予想しました。

 

白でも黒でもない世界でパンダは笑うでミスパンダが双子設定の理由のまとめ

このドラマでパンダ要素がたっぷりと含まれていますね。

 

・川田レンは幼い頃、天才囲碁棋士としてその名を轟かせていたこと

・川田レンには、リコという双子の姉がいた事実

・レンの産みの親・麻衣子は、リコに虐待していること

 

今回は川田麻衣子が、ジャイアントパンダのような子育てをしているなって感じたのでまとめてみました。

 

もし本当にパンダの習性を投影したのなら、ちょっと無理があるかな?って思いますが発想は面白いですよね。

 

今後、川田レンは『リコ』という本来の人格を完全に取り戻すでしょう。

 

その時、川田親子は深い傷を負うかもしれません。

 

でも個人的には、川田レンには幸せになってもらいたいです。

 

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