古畑任三郎の再放送で欠番があるワケ!SMAP・風間杜夫・イチロー

古畑任三郎は、三谷幸喜さんの代表作となる刑事ドラマです。

 

刑事ドラマと言いながらも刑事の目線で犯人を追い詰めるのではなく、犯人の目線で刑事から追い詰められていく、これまでになかった視点で展開していくストーリー構成になっています。

 

古畑が目星をつけるのは、だいたい容疑者としても上がっていない間の頃の犯人で、その、何気ない仕草や発言をきっかけに鋭い視線を送るのが・・・ワンパターンだったけど面白かったですよね。

 

こうなったら『蛇に睨まれた蛙』です。

 

ジワジワにじり寄っていく古畑に対して、あの手この手で自分を容疑者から外そうと奮闘する犯人が墓穴をほり、抜き差しならない状態になっていく姿がなんとも痛快でした。

 

どんな事件もスッキリ解決する名刑事を田村正和さんが好演し、多くの有名人を逮捕してきました。

 

これまでも、これからも、長く愛されていくドラマです。

 

しかし、こんなにも愛され何度も再放送もされているのに、欠番となり放送されない回があるのが残念でなりません。

 

SMAP・木村拓哉・イチロー・風間杜夫の全4話です。

 

そこで今回は、古畑任三郎で欠番となってしまっている回が、なぜ放送されないのかについてまとめました。

 

スポンサーリンク

 

古畑任三郎の再放送で欠番の回① SMAP・木村拓哉

SMAP・木村拓哉さん・・・といえば、ジャニーズ事務所に所属するタレントですよね。

 

この回が欠番となっている理由はお察しのとおりですが、ご紹介していきます。

 

第二シリーズの4話『赤か、青か』は、元・SMAPのメンバー・木村拓哉さんが演じる犯人が、観覧車に爆弾を仕掛けた回ですね。

 

あらすじは、こうです。

天神大学電子工学部研究助手である林功夫(木村拓哉さん)は真夜中、人気のない遊園地『エキサイト・パーク』に侵入します。

 

そして、自作した時限爆弾を観覧車のゴンドラにこっそり仕掛けるのですが、帰り際、乗ってきた自転車のカギがなくなっていることに気付きます。

 

カギは諦めて、自転車にかけたチェーンを切って立ち去ろうとしている所を・・・、巡回していた警備員の真鍋茂(金井大さん)に見つかってしまった林功夫。

 

不審がる真鍋茂に、顔を見られた上に自転車の防犯登録番号をメモされてしまった林功夫は、このままでは爆弾を仕掛けたのが自分だと怪しまれると思い、持っていた懐中電灯で撲殺してしまうのでした。

 

翌日、林功夫から脅迫電話を受けた遊園地からの通報で捜査に乗り出したのが、古畑任三郎率いる捜査一課です。

 

そんな中、爆弾解除の協力要請を受けて姿を現したのが、仕掛けた張本人・林功夫でした。

 

この回で犯人役を演じたのが、ジャニーズ事務所に所属する木村拓哉さんです。

 

ジャニーズ事務所といえば、所属タレントの肖像権に関しては本当に管理が厳しいで有名ですよね。

 

他の事務所に所属するタレントやアイドルの肖像はOKなのに、ジャニーズ事務所所属タレントだけは絶対NGとなっているのは、事務所を設立したジャニー喜多川さんの体験が元になっているようです。

 

アメリカに在住していた頃のジャニー喜多川さんは、日本から来た芸能人の通訳の仕事をしていました。

 

この時代、日本芸能人のギャラが極端に少なかったと言います。

 

見かねていたジャニー喜多川さんが、仕事で来た芸能人の写真を撮ってもらい会場で販売すると、写真は面白いように売れに売れました。

 

「このお金は、あなたたちの肖像権で生み出したものだよ」

 

そう言って彼らのギャラに上乗せする形として、売上金を渡していたのだそうです。

 

この体験から、経済的価値となるタレントの肖像を、私利私欲のために扱われることから守らなければならないと、固く誓ったに違いありません。

 

ということで、ジャニーズ事務所に所属するタレントが出演しているドラマの再放送を行うためには、ジャニーズ事務所からの許可が必要なのです。

 

決して、木村拓哉さんが犯人役だったから『イメージとして悪い』という、陳腐な理由で再放送されないのではないのです。

 

同様の理由から、スペシャルで放送された『古畑任三郎 vs SMAP』と『古畑中学生』も再放送はされることはなく、非常に残念ですね。

 

古畑任三郎 vs SMAPのあらすじ

国民的アイドルグループとして大活躍するSMAPのメンバー・草彅剛を、スタッフである富樫明男(宇梶剛士さん)が、とある理由で脅迫していました。

 

状況を知ったSMAPメンバーは、草彅剛を除いた4人で富樫を殺害することを決意します。

 

アリバイ工作を行った後に4人は合流。

 

犯行現場へと赴こうとしたところで草彅剛も犯行に加わる言い出し、5人全員で富樫を自殺に見せかけて殺害しました。

 

SMAPが完全犯罪をやり遂げたところで、名刑事・古畑任三郎の出番です。

 

引っかかる謎を一つ一つ解明していくも、5人の結束は強く・・・。

 

 

肖像権が厳しいジャニーズ事務所ですが、このスペシャルの回は一度だけ再放送されたことがありました。

 

2016年、SMAPが解散したときです。

 

『古畑任三郎 vs SMAP』のドラマのように仲間が仲間を思う、そんな優しい5人に・・・いつか戻れると、私は信じたいです。

 

『古畑中学生』のあらすじ

中学3年生の春、古畑任三郎は家庭の事情で田舎の学校に転入します。

 

古畑は自分からクラスに溶け込もうとはせず、推理小説ばかりを読んで過ごしていました。

 

そんなある日、学校の花壇が荒らされるという事件が起こります。

 

その容疑をクラスメートの向島音吉(タモト清嵐さん)にかけられるのですが、古畑は犯人が別にいることを立証してみせたのです。

 

このことがまたたく間に知れ渡り、古畑のもとには様々な依頼が殺到することになるのです。

 

中でも興味深い依頼というのが、野々山先生(原田泰造さん)からの『村のどこかに眠る徳川家の埋蔵金を探してほしい』というものだったのですが・・・。

 

『古畑中学生』の主役・古畑任三郎は、田村正和さんが演じたのではなく、HeySayJUMPのメンバー・山田涼介さんが起用されました。

 

HeySayJUMPもSMAPと同じく、ジャニーズ事務所に所属するアイドルグループですので、厳しい肖像権管理がなされているのですね。

 

少年時代の古畑任三郎が放送されたことを知らなかっただけに、再放送されないのが悔やまれてなりません。

 

古畑任三郎の再放送で欠番の回② 風間杜夫

第二シリーズの9話となる『間違われた男』も、欠番しています。

 

あらすじは、こんな感じでした。

雑誌編集者である若林仁(風間杜夫さん)は、妻の不倫相手(清水昭博さん)を射殺し亡き者にします。

 

現場が密室になるように偽装工作すると、車で立ち去ろうとするのですがパンクというアクシデントに見舞われます。

 

そこをたまたま通りがかった男が鴨田巌(小野武彦さん)でした。

 

鴨田の車に載せてもらうこととなった若林ですが、鴨田が自分のことを知っていることや多弁な言動などから、こんな場所に来ていたことがバレてしまうことを恐れ、第二の殺人を犯してしまいます。

 

鴨田を殺害後若林は、自分と出会ったことを自宅の留守番電話に吹き込んでいたテープを回収すべく、鴨田の自宅に忍び込むのですが。

 

そこに現れたのが、鴨田と約束をしていた古畑だったのです。

 

とっさに鴨田になりすました若林だったのですが、名刑事・古畑任三郎には偽物だとバレバレで・・・。

 

この回は、第一の殺人を犯したあとの若林が、数々の不運に見舞われるというコメディー要素が非常に高いストーリーとなっています。

 

若林が犯した最初の殺人には一切振れずに話が進み、第二の事件のみを解決してドラマが終わってしまうという、なんとも奇妙で笑い転げる名作なのに、欠番にしてしまうのはもったいないです。

 

欠番になっている理由は、古畑が毎週欠かさず見ているという『サザエさん』の映像が差し込まれていることだそうです。

 

サザエさんの著作権は、ジャニーズの肖像権以上に厳しいように感じます。

スポンサーリンク

 

・サザエさんの単行本をコピーした海賊版が国内に出回る事件

・サザエ・カツオ・ワカメの3兄弟を無許可でバスにラッピングした事件

 

この事件以降、著作権の管理が厳しくなったとされています。

 

キャラクターの画像を使用したい場合は、長谷川町子美術館に画像使用許可を申請するのですが、一切、門前払いとされる時期があったほどの強化ぶりだったのです。

 

再放送もDVD化もされないサザエさんなのに、本放送の古畑任三郎では映像をお借りすることが出来たって、逆にすごくないですか!

 

私はそこに、驚きと感動を覚えました!

 

『間違われた男』での問題のシーンとは、鴨田の自宅を訪れた古畑が、毎週欠かさず見ているという『サザエさん』のオープニングテーマを、テレビをつけて子供のような眼差しで一緒に歌うというものです。

 

この間、わずかに14秒です。

 

この14秒の中に事件の謎を解くカギが隠されていて、どうしても映像をカットすることは出来ないそうです。

 

ヒントとなるシーンがまるまるカットされたら、話が繋がりませんからね。

 

ちなみに著作権は、長谷川町子先生が亡くなられて70年となる2062年に自然消滅するということです。

 

あと・・・42年・・・。

 

風間杜夫さんの回の再放送を見ることは、当分期待できないでしょうね。

 

古畑任三郎の再放送で欠番の回③ イチロー

古畑任三郎ファイナル3部作の第二夜で放送されたのが『フェアな殺人者』で、犯人役が、泣く子も黙るメジャーリーガー・イチロー選手でした。

 

SMAPと同様で、イチロー選手は本人役で登場されましたよね。

 

でも本当は、『ハチロー』という役名があったのを、イチロー選手本人が「イチローで出演したい」と申し出たことにより、本人役での出演となりました。

 

あらすじは、こうでした。

古畑に、事件現場でいつまで経っても名前を覚えてもらえない警官・向島音吉(小林節さん)は、フリーライターの郡山繁(今井朋彦さん)からゆすられていました。

 

そのことを知った腹違いの弟・イチローは、兄の代わりに殺人を犯します。

 

スポーツ選手ゆえに殺人を犯してもなお、イチローはフェアプレーを好み、下手な偽装工作はしませんでした。

 

捜査に乗り出した古畑ですが、犯罪者がフェアな挑戦状を叩きつけてきていることから、古畑もまた、フェアに事件を解決するしていくのです・・・。

 

イチロー選手を調べてみると、映画『走れ!イチロー』でも本人役として出演されていました。

 

更に、様々なトーク番組にも出演されているし、CMもかなり起用されています。

 

現役を退いたとは言え、元・メジャーリーガーとして活躍していたイチローさんなだけに、ジャニーズと同じように肖像権が発動しているのか?と調べまくった結果、有力な情報をみつけました。

 

イチローの回の欠番理由は、肖像権ではありませんでした。

 

ドラマの冒頭に流された、メジャーリーガーとしてプレーしている実際の映像が原因で再放送がNGとなっていたのです。

 

欠番にされた理由がわかったとしても、イチローファンとしては残念でなりません。

 

古畑任三郎の再放送で欠番があるワケ!SMAP・風間杜夫・イチローのまとめ

古畑任三郎は、何度見ても面白いです!

 

何が面白いって、古畑が犯人のイタイところを突っついて突っついて突っつきまくって、「犯人だって疑うなら証拠をみせろ」って怒らせているのに「疑うなんてそんな~」って、わざとらしく否定するところですね。

 

わかりやすく犯人を煽っているのが、何度見ても面白いんですよね。

 

そして観念した犯人から「いつから目をつけていた?」と聞かれると、人を小馬鹿にしたような独特の笑いを見せて「最初からですよ~」って。

 

しかし抵抗することなくお縄をちょうだいする犯人も、アッパレです。

 

 

視聴率20%をキープしていたドラマだっただけに、特に人気の高い話が様々な権利事情によって再放送されないのが残念ですね。

 

しかし、こうして欠番となった理由をまとめてみると、納得するより仕方ないようにも思えます。

 

欠番も含め、全エピソードをコンプリートするには、DVDを購入するしか手はなさそうです!

 


 

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする