新型コロナウイルスの特徴や性質とは?正しい感染経路と予防方法!

2020年の正月を迎えた頃、こんなにも深刻な状況に陥ることになるとは想像もしていませんでした。

 

新型コロナウイルスの爆発的な感染

 

このウイルスの原点が中国・武漢で、日本に初上陸したのが2020年1月16日でした。

 

ひとり・・・ふたり・・・またひとり・・・。

 

そして、飛び火するように各地方へと広まり、現在もなお、勢いが衰えることなく拡大しています。

 

ここ最近の日課として、どれだけの人数が感染したと報告されているのかをチェックすることになってしまいました。

 

『不要不急の外出自粛要請』

 

今は、これ以上不要な死者を出さないためにも国民が一丸となり、人類が新型コロナウイルスに対抗しなければならない時なのですが・・・。

 

「いやー、どこまでが不要不急なのかわからないから~」

「なんか、抑制効果あったみたいだから~」

「新型コロナウイルスなんか気にしてもしかたないし~」

「誰も自粛なんてしてないし~」

「自分の周りで感染者がいないから、正直他人事~」

 

全員とは言いませんが、特に若者たちは『ウイルスにかかっても重症化しない』と高をくくった、無責任な発言をする人が跡を絶ちません。

 

真面目に、健全に、健やかに。

平和を願って自粛要請に応じている人たちは、このような若者たちの餌食になんてなりたくないと、切に願っているのです。

 

前置きが長くなってしまいましたが今回は、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの性質や特徴を、わかっている限りでまとめました。

 

新型コロナウイルスの特徴を周知し、ウイルスの感染経路を把握した上で、正しいウイルス予防に徹しましょう!

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新型コロナウイルスの特徴や性質を知ろう!

もともと、人や動物に感染するコロナウイルスは6種類が確認されていました。

 

今回猛威を振るっている新型コロナウイルスを含めると、人間に感染するコロナウイルスは7種類となります。

 

ヒト呼吸器コロナウイルス・・・229E・OC43・NL63・HKU-1の4種類

重症急性呼吸器症候群コロナウイルス・・・SARS

中東呼吸器症候群コロナウイルス・・・MERS

新型コロナウイルス・・・COVIP-19

 

ヒト呼吸器コロナウイルスの4種類は、重症化しない、比較的軽症で終息する風邪のもととなるウイルスです。

 

SARSは2002年の中国が産地で、ジャコウネコから感染しました。

 

MERSは2012年にヨルダンとサウジアラビアが産地となり、ヒトコブラクダヒトから感染したとされています。

 

新型コロナウイルスは2019年の中国・武漢が産地で、コウモリ由来のウイルスであることが確認されています。

 

実は、今回流行っている新型コロナウイルスを含み、SARS・MERSの比較的新しい3種類のコロナウイルスは全て、コウモリ由来のウイルスなのです。

 

どういうことかと言うと、コウモリを媒体として巣食っていたコロナウイルスが、次のターゲットとした動物に感染した際、人間にも感染することができるように変異したのです。

 

・コウモリ⇒ジャコウネコ⇒人間(SARSとして感染)

・コウモリ⇒ヒトコブラクダ⇒人間(MERSとして感染)

・コウモリ⇒センザンコウ⇒人間(新型コロナウイルス・COVIP-19として感染)

 

コウモリを宿主としているコロナウイルスは、直接人間に感染することはできないようですね。

 

新型コロナウイルスの属性

現在、世間を騒がせている新型コロナウイルスは、このように説明されています。

 

RNAウイルスのゲノムを有し、一本鎖プラス鎖のRNAを遺伝子とする』

 

ウイルスは二種類に大別され、DNAウイルスとRNAウイルスのどちらかに必ず分類することが出来ます。

 

DNAウイルスの方は、丈夫で壊れにくい性質で増殖スピードが遅いとされ、喩えるなら『強靭で慎重派の長距離走タイプ」と言えます。

 

RNAウイルスの方は、もろく壊れやすい性質ですが増殖スピードが速いとされ、全く逆の『打たれ弱い行動派の短距離走タイプ』と言えます。

 

勢いが止まらない新型コロナウイルスもRNAウイルスですので、一度感染してしまうと一気に増殖しあっという間に呼吸困難にまで至ってしまいます。

 

一本鎖には、プラスとマイナスが存在します。

 

新型コロナウイルスはプラス鎖の性質を持っていて、自分が増殖する際に、全く同じようにコピーする『校正機能』を有しています。

 

仮に間違えてコピーしてしまっても、その部分を除去して正しい遺伝子を複製していきます。

 

マイナス鎖は逆に、そこまで校正にコピーする性質を持っていないため、遺伝子変異を起こしやすく、これに該当するのがインフルエンザウイルスです。

 

新型コロナウイルスは、まとめるとこのように言えるウイルスです。

RNAウイルス・・・・ウイルスは壊れやすいが増殖が早い

一本鎖(プラス)・・・増殖の際に寸分違わずに複製していく

 

新型コロナウイルスの構成と増殖の方法

ウイルスは、基本的に目で確認することが出来ないほど小さい微粒子で、電子顕微鏡でやっと姿を確認することが出来ます。

 

ウイルスの構造

ウイルスの大きさは、私たちが持っている細胞の1/1,000ほどしかありません。

 

とてもわかり易いたとえがありましたので、引用させていただくと

 

1/1,000とは・・・

『3.8メートルの木』がウイルスで

『3,776メートルの富士山』が細胞

なんだそうです。

 

中央には、ウイルスの遺伝子情報を詰め込まれた『核酸』というものがあり、その周りを『カプシド』というタンパク質が囲っています。

 

ウイルスの基本は、核酸とカプシドで構成されて非常にシンプルなのですが、更にその周りを『エンベロープ』という膜で覆っているものもあります。

 

新型コロナウイルスは、『エンベロープ』をまとったタイプのウイルスです。

 

ウイルスの増殖方法

どのウイルスも、自分ひとりでは増殖することが出来ません

 

増殖する機能を持っていないからです。

 

だから、人間や動物の身体にわざわざ寄生し、増殖するのに丁度いい私たちの細胞の機能や栄養・エネルギーを利用し、迷惑なくらい爆発的に増えているのです。

 

生き物は細胞分裂を繰り返して毎日新しい細胞を作り、お役御免を迎えた古い細胞は垢となり便となって体外に排出されていますよね。

 

ウイルスはなんと、細胞の細胞分裂する機能に着目したのです。

 

自分の遺伝子情報を絶やさぬように、ただただ増やしたいがために、勝手に身体の中に入ってきて、勝手に遺伝子をコピーしているのです。

 

そう考えたら、腹立たしいですよね。

 

そのプレセスをご紹介します。

 

1, 吸着・・・ウイルスが細胞に着地する

2, 侵入・・・細胞膜を身にまといながら細胞に取り込まれていく

3, 脱穀・・・細胞に自分の情報をコピーするために分解

4, 合成・・・細胞の機能を使ってコピーしまくる

5, 成熟・・・バラバラに生産した部品を一つの完成形にする

6, 放出・・・細胞膜を身にまといながら細胞の外へ放出

 

細胞の核を乗っ取り、一つが二つに、二つが四つに・・・と増えていくのではありません。

 

一つの細胞に侵入したウイルスは自らを分解し、その部品のコピーをできるだけたくさん生産し、最終的には細胞を死滅させて一気に増殖するのです。

 

一つの細胞の命を犠牲に、一個のウイルスは・・・約1,000個ものコピーを作り上げているのです。

 

放出された、新しいウイルスはそれで満足するわけもなく、次から次へと元気な細胞めがけて侵入しコピーをしまくるのです。

 

恐ろしかー!!

 

ただ一つ救いなのが、ウイルスの一番外側にまとっている『エンベロープ』が脂質で出来ているので、エタノールに非常に弱いということです。

 

シュッと一吹き・サッとひと拭きすることで、エンベロープが壊れ、ウイルスの感染能力は失われるのです。

 

 

新型コロナウイルスの感染経路

新型コロナウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染の2パターンといわれています。

 

飛沫感染

咳をしたり、くしゃみをしたりすることで、口や鼻から思いっきり発射される唾液と鼻水。

 

この中にはたくさんのウイルスがゴロゴロ巣食っています(←感染している場合)。

 

この唾液や鼻水を、口内や鼻の粘膜、目の粘膜で受け止めてしまうと、ウイルスの感染が成立してしまいます。

 

しかし、ここに落とし穴があります。

 

咳やくしゃみをしていなければ、唾液や鼻水が飛んでいない・・・と、思っていることです。

 

そんなことないんですよね。

 

実は穏やかに喋っている時でも、少なからず唾液が飛び散っていますし、呼吸しているだけでもウイルスはバラ撒かれているのです(←感染している場合)。

 

寒い冬、外に出ると、鼻から白い煙を出している人を見かけませんか?

 

あれです。

 

空気中に浮遊する微小な液体や固体のことを『エアロゾル』といって、粉塵・ミスト・霧・もや・スモッグなどのこと現します。

 

目に見えないエアロゾル(呼気)は、感染者の口から放出されたのち、健康な人が吸気することで感染が成立します。

 

密集している場所に、症状が出ていない感染者が一人いるだけで、ウイルス感染は免れません。

 

接触感染

接触感染とは人の手を介して物に移り、健康な人が不要にウイルスに侵されたその物を触ることでその人の手に移り、目や鼻などを触ることで感染が完了します。

 

人が無意識のうちに自分の顔を触る回数が、1時間の間に平均20回程度であるというデータがあります。

 

頬杖ついてみたり、目尻を掻いてみたり、鼻をほじってみたり、爪を噛んでみたり。

他にも、トイレの鑑で前髪を整えてみたり、化粧直ししてみたりしますよね。

 

そう考えると、データにある1時間に20回は少ないほうかもしれません。

 

接触感染は、『人⇒物⇒人』だけではありません。

 

『人⇒人』というのもあります。

 

握手とかハグとかですね。

 

家族や友人だと「まさか」という先入観が先に立ち、警戒することなくいつも通りの行動をしがちですが、それが一番危険だったりします。

 

またウイルスは、プラスチックなどの表面には3日、痰や便には5日、尿には10日程度、感染性を保持して生息することがわかっています。

 

例えば、感染者が鼻をかみます。

 

ティッシュペーパーに出した鼻水や痰には、本当に信じられないほどのウイルスが付着しています。

 

介護している人が、安易に感染者が出したものに触れると、高い確率で感染してしまいますので、充分な注意が必要です。

 

空気感染はしない

実は、新型コロナウイルスは空気感染しないと言われています。

 

え?でも、

「咳やくしゃみで撒き散らしたウイルスって、風に乗って浮遊するんじゃない?」

とか思いませんか?

 

だって、富士山の細胞に対しての、3.8メートルの木のウイルスです。

 

それだけ小さく、それだけ軽いウイルスです。

 

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目に見えないだけに、呼吸すること自体が感染経路になってしまっているような気がしてしまいますよね。

 

しかしその点はご安心を。

 

今回の感染拡大している新型コロナウイルスは、空気感染することはないとのことです。

 

空気感染しない理由

まず飛沫感染で説明しましたが、感染者の口から飛び出す飛沫(エアロゾル:霧・モヤなどの浮遊する微小の液体)にはたくさんのウイルスがくっついています。

 

しかし、飛沫(くしゃみなどで放出する唾液や鼻水)は、2メートルの距離に到達するころには蒸発・乾燥してしまいます。

 

唾液や鼻水などの水分を失ったウイルスは、乾燥して感染性を失ってしまうのです。

 

カラッカラの屍とでも言いましょうか。

 

だから、空気感染はしないとなっているのです。

 

ただし、粘度の高い体液に関していえば、空気に触れる表面は乾燥して不活化するにしても、すっぽり覆われた内側の部分では感染性を保持したまま生息しているので、気をつけなければなりません。

 

また、プラスチック製のツルツルした場所では、感染性を保持したまま生き続けることもわかっていますので、

 

「ドアノブ、見るからに乾いているから大丈夫~」

 

などと、安易に思わないようにしましょう。

 

新型コロナウイルスの感染ルートのおさらい

・飛沫感染と接触感染

・空気感染はしない

 

2メートルという距離がポイントです。

 

飛沫は2メートルの距離に到達する頃蒸発し、同時にウイルスは感染力を一気に弱めます。

 

2メートル空けるということは、人との密集も避けられているはずです。

 

しかし湿気のある密室では、空中に浮遊するエアロゾル中にいるウイルスは乾燥を免れるため、感染性を保持した状態で30分程度も浮遊することがわかっています。

 

・換気・除湿を心がける

・飛沫が乾燥しやすい環境を心がける

・他人との距離を2メートル保持する

 

以上の3つのことを心に留め、責任ある行動をすることで、ウイルス感染は回避される可能性が高いとされます。

 

 

新型コロナウイルス予防法はこれ

手洗い

代表的な予防として知られる『手洗い』は、かなり効果的です。

 

手洗いしない場合と、ハンドソープを使って洗うのとでは雲泥の差でした。

 

手洗いをしない場合・・・・・・ウイルスが1,000,000個

15秒流水で手洗いした場合・・・ウイルスが10,000個

ハンドソープ+流水・・・・・・ウイルスが数個~数百個

 

このデータを見る限り、ハンドソープを使って、しっかりと泡立ててもみ洗いをするだけで、かなりのウイルスを洗い流せていることがわかりますね。

 

だからこまめな手洗いが推奨されているのです。


 

アルコール

次に『アルコール消毒』です。

 

ウイルスの構造でもご紹介した通り、今回の新型コロナウイルスには『エンベロープ』という、膜が存在します。

 

この膜は、細胞内で増殖したあと、ウイルスが飛び出してくる際に細胞の『細胞膜』をまとっているものです。

 

言ってみれば、もともとは私たちの細胞膜ともいえますね。

 

このエンベロープは脂質で出来ており、アルコールで簡単に破壊することが出来ます。

 

エンベロープを持たないノロウイルスでさえ、約30秒間アルコールと接触させることで死活可の効力が見られたというデータがあります。

 

アルコールをシュッとかけることでエンベロープが割れて、本体となるカプシドがあらわとなり、ウイルスの感染性が消失するのです。


 

新型コロナウイルスの特徴や性質とは?正しい感染経路と予防方法!のまとめ

新型コロナウイルスの発生地である中国・武漢では、ウイルス感染者を50,000人以上・死者3,300人以上の犠牲を出しました。

 

その後、イタリアで11,000人以上の、スペインで6,800人以上の尊い命を、新型コロナウイルスはいとも簡単に奪ってしまいました。

 

今でも続いていますし、その他各国でも、深刻な感染・死者数を出しています。

 

冒頭でも述べました通り、2020年を迎えた1月1日、ここまで深刻化するような大問題な出来事が起きるとは思っていませんでした。

 

今年も大切な家族と一緒に、暑いだの寒いだの、仕事がつまらないだの、本当に他愛のない会話をかわしながら、平凡な生活を送るものだと思っていました。

 

それが叶わなくなった今こそ、家族や大切な人の命を危険に晒さないように、自分がどのように行動するのかを考える時ではないでしょうか。

 

「私には関係ない」

「私は大丈夫」

「正直他人事」

他人事ではありません。

 

感染していることに気づかずに、呼吸をするだけでウイルスはバラまかれているのです。

 

新型コロナウイルスの正体がわかりつつある今でも、特効薬となるものは現在でもみつかっていないのです。

 

『密閉・密集・密接』の3密を避け、手洗いうがい、そしてアルコールで消毒。

 

貴方の行動が、尊い命を守ります。

 

大切な人の命を守るために、今できることから始めませんか?

 

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