手についた油性ペンがスルッと落ちる!口紅を使う意外で簡単な裏ワザ

生活

大学に貼り出すポスター作りをしていた和臣。

ようやく完成した頃には、油性ペンのインクが手の甲についてしまっていた。

白石悠真
白石悠真

それ、もしかしなくても俺のせい・・・。

ごめん、和臣。

和臣の膝の上にちょこんと座っていた悠真が、しょんぼりとした表情をみせる。

天澤和臣
天澤和臣

違うよ、お前のせいじゃない。

油性ペンが手についてしまった経験はありませんか?

水や石鹸で洗ってもなかなか落ちず、何度こすっても消えない・・・そんなときに試してほしいのが「口紅を使う裏ワザ」です。

え・・・?油性ペンに口紅?

天澤和臣
天澤和臣

気にすんな。

いずれ消えるんだし。

和臣は軽く笑って流したが、悠真は真剣な顔で手を見つめる。

油性ペンは洗ってもなかなか落ちない。

どうしよう、と考えた悠真だったが——そこでふと、以前聞いた“ある裏ワザ”を思い出した。

白石悠真
白石悠真

・・・そうだ! 口紅があれば!

悠真のひらめきで、和臣の手は無事に綺麗になるのか?


口紅を油性ペンのインクの上に塗り、馴染ませてからティッシュで拭き取るだけで、驚くほど簡単に落とせます。

特別な道具は必要なし!

家にあるもので、すぐに試せるこの方法を詳しく紹介します。

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油性ペンが手についたときの簡単な落とし方!口紅を使う裏ワザ

手についてしまった油性ペンのインクは、石鹸で洗ってもなかなか落ちませんよね。

でも、意外なアイテム「口紅」を使えば、簡単に落とせるんです!

口紅に含まれる油分がインクを浮かせてくれるので、強くこすらなくてもスルッと落とせます。

用意するもの

  • 口紅(どんな色でもOK)
  • ティッシュまたはコットン

手順

① 口紅を油性ペンのインクに塗る

油性ペンがついた部分の横に口紅を少し塗ります。ベタッと塗るのではなく、薄く広げるイメージでOK。口紅に含まれる油分がインクを浮かせる働きをします。

② 指やコットンで優しく馴染ませる

塗った口紅を指やコットンで軽くクルクルと馴染ませましょう。インクが油分と混ざり合うことで、浮いてきます。ゴシゴシこする必要はありません。

③ ティッシュで拭き取る

ティッシュやコットンで優しく拭き取ると、インクと一緒に口紅も取れます。この時点でかなり落ちているはず。まだ少し残っている場合は、①〜③を繰り返すとキレイになります。

④ 水で洗い流す

最後に、水や石鹸で手を洗って口紅の油分を落とせば完了! しつこい油性ペンの汚れもスッキリ取れます。

白石悠真
白石悠真

この方法なら、無理にこすらずに油性ペンを落とせるので、肌への負担も少なくて安心です。

なぜ口紅で油性ペンが落ちるのか?詳しく解説!

油性ペンのインクは、水では落ちにくいですが、口紅を使うと簡単に落とすことができます。

その理由を、成分の働きと化学的な視点から詳しく解説します。

① 油性ペンのインクは「油に溶ける」性質がある

油性ペンのインクは、名前の通り「油をベースにした成分」でできています。

これは、水に溶けにくく、乾くと皮膚に密着しやすい性質を持っています。

そのため、普通の石鹸や水では落ちにくいのです。

② 口紅に含まれる油分がインクを浮かせる

口紅の主成分には 「ワックス(ロウ)」や「オイル(油)」 が多く含まれています。

例えば、以下のような油性成分が使われています。

ミネラルオイル(鉱物油)

ワセリン

シリコーンオイル

これらの成分は、油性ペンのインクと同じ「油」に溶ける性質を持っています。

そのため、口紅を塗ると インクが口紅の油分と混ざり、皮膚から浮き上がりやすくなる のです。

③ 油性成分がインクを「分解」して落としやすくする

油性ペンのインクは、粘着性があり皮膚にくっついていますが、口紅の油分が浸透すると インクの分子の結びつきを緩め、柔らかくする 働きがあります。

この働きにより、ゴシゴシこすらなくても 優しくティッシュで拭くだけでインクが取れる のです。

④ さらに「乳化作用」で洗い流しやすくなる

口紅には、肌なじみを良くするために 界面活性剤 が含まれていることがあります。

これが 水と油をなじませる「乳化作用」 を持っているため、口紅の油分ごと水で洗い流しやすくなります。

そのため、最後に石鹸や水で手を洗えば、油性ペンのインクもスッキリ落ちるのです。

◆ 油性ペンのインクは油に溶ける性質を持っている
◆ 口紅の油分がインクを浮かせ、皮膚から剥がれやすくする
◆ 油分がインクの粘着力を緩め、拭き取るだけで落ちやすくなる
◆ 乳化作用により、水で簡単に洗い流せる

白石悠真
白石悠真

このような仕組みで、口紅を使うことで簡単に油性ペンのインクを落とすことができるのです!

口紅で油性ペンを落とす裏ワザの注意点

この方法は手軽で効果的ですが、いくつか注意点があります。

安全に実践するために、以下のポイントを確認してください。

① 肌に合わない場合がある

口紅には 香料や色素、防腐剤 などが含まれているため、 敏感肌の人やアレルギーがある人 は肌荒れを起こす可能性があります。

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とくに、以下の成分に注意しましょう。

合成香料(刺激が強い場合あり)

パラベン(防腐剤。肌に合わないことがある)

着色料(色素沈着のリスク)

 肌が弱い人は、まず少量で試すか、無添加の口紅を使用すると安心です。

② 強くこすらない

インクを落とそうとして ゴシゴシこすると、肌を傷める 可能性があります。

とくに 顔や腕の柔らかい部分 は摩擦に弱いため、優しく馴染ませてから拭き取りましょう。

 軽くマッサージするように塗り、ティッシュやコットンでやさしく拭き取るのがポイント。

③ 濃い色の口紅は色移りすることがある

赤や濃いピンクの口紅を使うと、 インクは落ちても口紅の色素が肌に残る ことがあります。

 色移りを防ぐために、できるだけ薄い色(ベージュや淡いピンク)の口紅を選びましょう。

④ 手以外には使わない方がよい

この裏ワザは 手や腕などの皮膚 についた油性ペンを落とすのに適していますが、

衣類や布製品(シミになる可能性あり)

紙製品(インクがにじむことがある)

には向きません。

 紙や布についた場合は、アルコールやクレンジングオイルを使う方が効果的です。

⑤ 落とした後は手をしっかり洗う

口紅の成分が肌に残ると、 ベタつきや肌荒れの原因 になることがあります。

油分が多いため、

石鹸やハンドソープでしっかり洗い流す

保湿クリームで肌を整える

のが理想的です。

◆ 敏感肌の人は事前にパッチテストを!
◆ ゴシゴシこすらず、優しく馴染ませる
◆ 濃い色の口紅は色移りに注意
◆ 紙や布には使わず、手や腕などの皮膚限定で!
◆ 落とした後は石鹸で洗い流し、保湿も忘れずに

白石悠真
白石悠真

口紅を使ったこの裏ワザはとても便利ですが、適切に使えばさらに安心して活用できます!

手についた油性ペンがスルッと落ちる!の、まとめ

油性ペンが手についてしまったとき、なかなか落ちなくて困ることがありますよね。

そんなときに役立つのが 「口紅を使った裏ワザ」 です。

口紅の油分が油性ペンのインクを浮かせて、簡単に拭き取ることができます。

この裏ワザの手順

  1. 口紅を油性ペンのインク部分に塗る(横に伸ばすように塗ると効果的)
  2. 指で軽く馴染ませる(ゴシゴシこすらず優しく)
  3. ティッシュやコットンで拭き取る(インクが浮いて簡単に取れる)
  4. 石鹸でしっかり手を洗う(口紅の成分を落とす)

なぜこの方法が有効なのか?

口紅には 油分(ワセリンやミネラルオイルなど) が多く含まれており、 油性ペンのインクを溶かして浮かせる 作用があります。

そのため、水では落ちにくい油性ペンの汚れも、口紅を使うことで簡単に拭き取ることができるのです。

注意点

  • 敏感肌の人は事前に少量で試す(肌荒れのリスクあり)
  • 強くこすらない(摩擦で肌を傷める可能性がある)
  • 濃い色の口紅は色移りすることがある(ベージュや淡いピンクがオススメ)
  • 手以外(紙や布)には使わない(シミになる恐れあり)
  • 最後は石鹸で洗い、保湿をする

この裏ワザを知っておけば、 油性ペンが手についても慌てず簡単に落とせる ので、ぜひ試してみてください!

★おまけ★

悠真が取り出したのは、ピンク色の口紅。

新品のまま、キャップを開ける。

白石悠真
白石悠真

これをこうやって・・・。

悠真は慎重に油性ペンの上に口紅を塗り、指でくるくると馴染ませる。

そしてティッシュで優しく拭うと——。

天澤和臣
天澤和臣

おぉ、落ちた・・・!

和臣は目を丸くして手の甲を見つめる。

油性ペンの跡は、ほとんど消えていた。

天澤和臣
天澤和臣

すごいな。

・・・でもお前、なんで口紅なんか持ってんの?

白石悠真
白石悠真

あ、これ? 母さんが忘れてったやつ。

たぶんもう忘れちゃってると思うから。

天澤和臣
天澤和臣

ふーん・・・。

白石悠真
白石悠真

あ、安心して。

ちゃんと未使用のやつだから。

和臣は口紅を手に取り、じっと悠真を見つめる。

天澤和臣
天澤和臣

じゃあ、せっかくだし試してみるか。

白石悠真
白石悠真

え? 何を・・・?

次の瞬間、和臣は悠真のくちびるにそっと口紅を滑らせた。

淡いピンクがふわりと色づく。

悠真は思わずくちびるを押さえようとするが、その手を和臣がそっと掴む。

天澤和臣
天澤和臣

すっげー似合ってる。

白石悠真
白石悠真

・・・やめろよ。

和臣は悠真の顎を軽く持ち上げ、ふっと微笑む。

天澤和臣
天澤和臣

可愛い。

そう囁いた瞬間、くちびるを塞がれた。

悠真は一瞬驚いたが、和臣の熱を感じるうちに力が抜けていく。

口紅の甘い香りと、和臣の唇の感触が混ざり合う。

キスが終わる頃には、悠真の目はとろんと潤んでいた。

白石悠真
白石悠真

・・・お前、そうやって誤魔化すのズルい。

天澤和臣
天澤和臣

何が?

白石悠真
白石悠真

・・・何でもない。

和臣はくすっと笑うと悠真を抱き上げ、そのままベッドへ——。

今夜は、口紅の香りが甘く残る夜になりそうだった。

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