チャ・ジュンファンさんをご存知でしょうか。
実は、男子シングル・フィギュアスケート界の韓国代表の選手なのです。
男子シングルと言えば日本を代表する『羽生結弦・宇野昌磨』。
ひと度世界に目を向ければ『パトリック・チャン』『金博洋』『ネイサン・チェン』『ハビエル・フェルナンデス』などの強豪がひしめき合っていますよね。
その中で、今はまだ知名度が低めですが近い将来・・・否、もしかしたら今季、この強豪選手たちに混じってしのぎを削る戦いを繰り広げるかもしれないのが、韓国の若き王子・チャ・ジュンファン選手なのです。
シニアデビューするとすぐに、平昌オリンピックの切符を手にした実力の持ち主でもあります。
10代にしてこの実績は、間違いなく日本の驚異になってくるのでヒヤヒヤしているのですが、その美しいスケーティングに魅了されるファンが続出中です。
魅力たっぷりのチャ・ジュンファン選手とはどんな人物なのでしょうか。
そこで今回はチャ・ジュンファン選手の人物像や、日本の絶対王者・羽生結弦との関係性、そして過去芸能界で子役として活躍していた真実についてまとめました。
今季は、日本の羽生・宇野・復活した高橋大輔もさることながら、韓国の超新星チャ・ジュンファン選手から目が離せなくなりますよ!
チャ・ジュンファンの選手としての力量は?
チャ・ジュンファンの基本情報
名 前/ チャ・ジュンファン(漢字:車俊煥)
出身地/ 韓国ソウル特別市
誕生日/ 2001年10月21日
血液型/ O型
身 長/ 177cm
コーチ/ ブライアン・オーサー
チャ・ジュンファン選手は元々、バレエダンサーになることを夢見て幼い頃からレッスンに取り組んでいました。
類まれなる芸術性と柔軟性を兼ね備えているチャ・ジュンファン選手は、バレエで培ったしなやかさと華やかさを武器に、昨季のジュニアグランプリ・ファイナルで銅メダルに輝いています。
韓国選手がこの大会で表彰台に上がったのは、日本の浅田真央さんの永遠のライバルだったキム・ヨナさん以来で、実に11年ぶりとなり、男子の選手としては史上初の快挙を成し遂げました。
当時、キム・ヨナさんと浅田真央さんの一騎打ちで世界が湧いていたので気付きませんでしたが、韓国には抜きん出ていた男子選手っていなかったのですね。
韓国代表として唯一男子シングルに出場するチャ・ジュンファン選手。
11歳にはアクセル以外の5種類の3回転をマスターしており、4回転サルコーが既に飛べるところまで成長しているそうです。
彼が現れるまでは国際大会で頭角を表す選手はこれまで存在していませんでした。
韓国に新しくも爽やかな風が吹き荒れる予感がしますね。
バレエの基本が身についているチャ・ジュンファン選手のポーズは非常にキレイで、長くスラッと伸びた手足にはしなやかさがあります。
リンクの上でも勢いとスピード感溢れるスケーティングを披露し、その高い技術と演技力で観客を一気に引き込んでいきます。
ジャンプに少々癖があるようなので、今後、体に負担にならないようなキレイなジャンプに修正をかけて挑んでくることでしょう。
その甘いルックスと高い演技力にファンはメロメロ!
既に日本でもファンクラブが出来ているというのですから、それだけ注目されている選手なのです。
チャ・ジュンファンと羽生結弦との関係!
若き新星チャ・ジュンファン選手と絶対王者の羽生結弦選手との関係性とは、やはり同じコーチに師事していることでしょうか。
羽生結弦選手は練習の拠点をカナダに置き、スペイン代表のハビエル・フェルナンデス選手と共にブライアン・オーサーコーチから指導を受けています。
ブライアン・オーサーコーチの教え子として他にも、キム・ヨナさんやメドベージェワ選手なども持っており、指導者として絶大な信頼を寄せられているのがわかりますね。
ブライアン・オーサーコーチの元で指導を受けることが出来るということは、才能を認められたと言っても過言ではありません。
チャ・ジュンファン選手もまた羽生選手と同様に、才能が認められているということになりますね。
「チャ・ジュンファンを見ていると、まるで10代の頃の羽生を見ているようだ。彼は羽生が同年代の頃にしていた演技をしている。これからが楽しみな有望株だ」
コーチ直々の評価を得ていました。
練習の拠点がカナダということで羽生選手と接点があったようなのですが、丁度平昌オリンピック前だったこともあり、会っても挨拶を交わすだけに留まり二人は会話をすることはなかったと言います。
お互い、自身の練習に集中していたんですね。
コーチの目には二人の重なる部分が見えている以上に、二人がソックリという声が多く聞かれます。
確かに体型やオーラが似ていますが、当たり前ですが実際は違います。
チャ・ジュンファン選手の方は身長が高くガッチリした体型なので、ジャンプ一つとっても軸が太く、今後は筋力で更に大きく飛ぶようになると分析されています。
チャ・ジュンファン選手は、アジアに珍しい豪快な選手になる可能性が高く、その力を秘めているのです。
チャ・ジュンファンが芸能界で子役だった?
チャ・ジュンファン選手はバレエダンサーを目指していたわけですが、現在はフィギュアスケート一本に的を絞り、ブライアン・オーサーコーチの元、指導を受けています。
しかし、バレエダンサーからフィギュアスケート選手に直接転向したわけではなく、その間に面白い経歴を持っているんですよ。
「モデルなど芸能活動をしたこともあるが、フィギュアが一番好きだ。上手く出来なかった技術を成功させるときの達成感は最高だ」
そうなんです。
チャ・ジュンファン選手はモデル業をしていました。
今でこそフィギュアに力を注いでいますが、モデルだけではなく芸能界で子役としてその人気を不動のものとしていたそうなのです。
フィギュアスケートに触れるキッカケになったのも、小学2年生で演じたフィギュアスケーター役がキッカケと言います。
この役のためにチャ・ジュンファンさんは、小学1年生からフィギュアの練習をしたそうですよ。
小学生とは言え、役者としての本気を見せつけられましたね。
おみそれしました。
このドラマがキッカケでフィギュアの魅力に取り憑かれ、今では国際大会で活躍するほどの本物のフィギュアスケート選手に転身したのでした。
バレエの基礎と芸能界での表現力が備わっているからこその、あのスケーティングなのでしょうね。
韓国フィギュア界の新星、チャ・ジュンファン。
幼少期で活躍した芸能界での人気も相まって、韓国国内では絶大な人気を集めている希望の光なのです。
因みに
チャ・ジュンファン選手は、元々技術力は高かったのですが、表現力が重要と言うことに気付かせてくれた選手がいたのです。
それがなんと、バンクーバー五輪で銅メダルに輝いた高橋大輔選手だったそうですよ!
大人の魅力で会場を高橋大輔ワールド一色に染めたスケーティングを、覚えていますか?
チャ・ジュンファンさんのまとめ
バレエダンサーを目指し、子役やモデルで韓国中を湧かせたチャ・ジュンファン選手。
そのかわいいルックスとは裏腹に、確かな技術力と表現力を駆使し、男子フィギュア界を引っ張っていく存在になる可能性を秘めた将来有望な選手です。
日本としてもウカウカしていられませんね(笑)!
ブライアン・オーサーコーチの指導を受けているわけですから、ますます期待大でございます。
どんな演目でどんな技を魅せてくれるのか、今年は非常に楽しみな冬を迎えられそうです。