俳優・小澤征悦(おざわゆきよし)さんは、2018年冬ドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』で、主人公の兄をコミカルに演じた俳優さんです。
見た目はダンディなのに考え方が浅はかだったり幼稚だったり、嫉妬深くて強引で、でも憎むことが出来ない可愛らしい男性を演じていましたね。
数多くの作品に出演されていたのに、私は『もみ消して冬』で初めて小澤征悦さんを知りました。
何でこんなに素敵な俳優さんの存在に気付かなかったんだろうと思ったら、NHK・サスペンス・時代劇関係の出演率が高く、ホームドラマやコメディドラマにはあまり姿を見せていなかったようなのです。
そりゃ見る機会、少なくなりますよ。
でも、実は小澤征悦さんって、知れば知るほど凄い人物だったのです。
そこで今回は小澤征悦の英語力や、歌手・小沢健二さんとの関係、驚きの父親をもっていることについてまとめました。
小澤征悦がハーフだから英語力が堪能なの?
小澤征悦の基本情報
名 前/ 小澤征悦(おざわゆきよし)
出生地/ アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンフランシスコ
国 籍/ 日本
誕生日/ 1974年6月6日
血液型/ O型
身 長/ 183cm
趣 味/ バスケットボール
事務所/ TOM company
小澤征悦さんのお顔は堀が深く非常に男前という印象ですが、純粋な日本人だと思っていましたが、違うんですね。
小澤征悦さんの、父親のほうは生粋の日本人ですが、母親のほうがロシア人の父と日本人の母を持つハーフなのです。
ですので、その間に生まれた小澤征悦さんにもロシアの血が流れていることになります。
正確に言うと小澤征悦さんはハーフではなく、クォーターなんですね。
そんなふうに言われたら、どことなく海外の血が入っているようにも見えてきます。
小澤征悦さんはたまに、TV番組などで流暢な英語を披露してくださいますが、母親がハーフだから英語は話せるという理由だけではないようです。
小澤征悦さんはアメリカ合衆国のカルフォルニア州で生まれ、三歳になるまで英語に触れながら育てられました。
この三年間で正しい英語に触れることが出来たので、自然な英会話の基礎が身についたのだと思われます。
その後日本に帰国しますが、大学生の頃にボストン大学演劇科に留学しています。
海外の演劇に所属するということはジャパニーズイングリッシュでは通用しませんので、この時かなり英語の勉強をしたのだと思われます。
2016年には『ザ・フォレスト』という映画でハリウッドデビューを果たし、小澤征悦さんの英語力は海外でも認められたことになります。
『ザ・フォレスト』は日本を象徴する富士山の裾に広がる樹海が舞台となっており、小澤征悦さんはその樹海を、英語で案内する日本人役という重要な役どころで出演されています。
日本人役とは言え、セリフはもちろん全て英語。
片言な英語なのかと思いきや、とってもキレイで滑らかな発音の英語で堂々たるハリウッドデビューを飾りました。
小澤征悦と小沢健二との深い関係性
小澤征悦さんを検索すると決まって、歌手活動を行っている小沢健二(通称・オザケン)さんの名前がヒットします。
名字は一緒ですが、どんな関係があるのかと調べてみると、驚くなかれ!2人は従兄弟同士なんですって。
まさかの意外な繋がりに、正直度肝を抜かされましたよ!
全然似てなくない?
同じ『小澤』姓を名乗っているので、父方のほうで繋がっているのだと容易に想像できます。
小澤家の家系図を見てみると、小澤征悦の祖父の代まで遡って四人の息子が生まれていました。
小澤征悦さんの父・小澤征爾さんは三男坊。
小沢健二さんの父・小澤俊夫さんは次男坊。
小澤征爾さん・俊夫さん兄弟のそれぞれから生まれた子供ですので、征悦さんと健二さんは間違いなく従兄弟同士ということになるのです。
因みに、小沢健二さんの誕生日は1968年4月14日ですので、小澤征悦さんよりも6歳もお兄さんなんですね。
昔の可愛らしいイメージしか残っていないので、オザケンの方が年下のように錯覚してしまいますね。
小澤征悦の偉大な父親とは?
そうなんです。
前章でサラッと紹介しましたが、小澤征悦さんの父親は『小澤征爾(おざわせいじ)』さんと言い、世界的にも有名な指揮者なのです。
世界のオザワとは、小澤征悦さんの父親のことだったのです。
中国は満州で誕生した小澤征爾さんが日本に戻ってきたのが、幼稚園の年長さんの頃でした。
小学生になった小澤征爾さんは、一番上のお兄さんからピアノの手ほどきを受けると才能を見込まれ、一家総出でピアニストになる夢を追いかけ始めます。
しかし中学生になると、部活で所属していたラグビー部の試合中に指を骨折するというハプニングに遭い、ピアニストになる夢を諦めざるを得なくなったのでした。
ピアニストの命である指のことを考えると、スポーツをさせないのが鉄則のようになっているのですが、なぜスポーツをさせてしまったのでしょう。
しかも数あるスポーツの中で、タックルなど危険極まりないプレーが行われるラグビー部に所属してしまったのでしょう。
ラグビーに関して、小澤征爾さん曰く。
「友人たちと体のふれあいが感じられるラグビーに夢中になった」
自分で招いた結果とは言え、ピアニストを断念することに小澤征爾さんは泣いて泣いて、泣きはらしたと言います。
ピアニストの夢を絶たれても音楽からは離れられなかった小澤征爾さんは、指揮者としての道を歩むことにしました。
ラグビーのことは恨むことなく、寧ろ指揮者としての基礎体力が身についたと、感謝さえしていました。
まさに『人間万事塞翁が馬』な人生を歩まれている、父・小澤征爾さんなのです。
指揮者って、オーケストラの中央に立ってタクト(指揮棒)を振っているだけではありません。
同じ題目でも、指揮者が変われば演奏はまるっきり違う世界観を醸し出し、小澤征爾さんの奏でる音楽は、さり気ない躍動感と停滞しない曲の流れで心地よい空気に包んでくれます。
一度、聴き比べてみてはいかがでしょうか。
小澤征悦さんのまとめ
とても品のいいダンディなオジサマ・・・といった雰囲気の小澤征悦さん。
紳士的なイメージのあるロシアの血が流れているだけのことはありますよね。
シリアスな時代劇や刑事モノの作品にはスッと溶け込んでいますが、意外にもコメディタッチのドラマでも、いい味のキャラクターを演じることが出来る俳優さんですので、もっと素敵なお芝居を見てみたいと思ってしまいますね。
得意な英語ももっと披露して欲しいです。
そして小沢健二さんとの繋がり、父親が有名な指揮者だったなんて驚きました。
小澤征悦さんはサラブレッドなんですね!
今後の活躍にも期待しましょう。
2019年冬ドラマ『ハケン占い師アタル』に出演決定!