冬の楽しみといえば『フィギュアスケート』ではないでしょうか。
2018年開催の平昌オリンピックでは、白熱した戦いが繰り広げられましたね。
男子シングルは、羽生結弦選手・宇野昌磨選手・フェルナンデス選手が300点を越える高得点で表彰台に上りました。
対する女子シングルも、ザギトワ選手・メドベージェワ選手・オズモンド選手がメダルを獲得し、特にロシア勢が圧倒的な点差でワンツーフィニッシュを決めました。
女子は天下無敵にロシアが強い!
そんな横綱級のメドベージェワ選手とザギトワ選手を、いとも簡単に越えてきそうな若き選手が現れたのをご存知でしょうか。
トルソワ選手、もちろんロシアです。
若干13歳にして、平昌オリンピックで金メダルが獲得したザギトワ選手の得点を上回る点数を叩き出しのです!
そこで今回は、フィギュアをザワつかせているロシアの女子選手・トルソワ選手がどんな人物なのか、高得点に繋がるジャンプの秘密と、お団子ヘアを解いた髪の毛についてまとめました。
トルソワはロシアフィギュアの新たな選手!
トルソワ選手の基本情報
名 前/ アレクサンドラ・ヴャチェスラヴォヴナ・トゥルソワ
国 籍/ ロシア
出身地/ リャザン
誕生日/ 2004年6月23日
身 長/ 148cm
所属クラブ/ サンボ70
トルソワ選手がスケートを始めたのは2008年からで、当時はまだ4歳という若さでした。
でも強い選手になるためには、幼稚園に入る年齢からスケートを始めるのがポピュラーのようですよ。
ザギトワ選手・・・・5歳にスケートに触れ、フィギュアは7歳から
浅田真央さん・・・・5歳から
荒川静香さん・・・・5歳から
伊藤みどりさん・・・3歳の頃から
トルソワ選手にフィギュアスケートを教えたのは両親でした。
親であるなら「子供は子供らしく伸び伸びと成長してくれたら~」なんて思いそうなところですが、トルソワ選手の両親は一味違うようです。
幼稚園や保育園に通わせることなく、ひたすらフィギュアスケートの練習に明け暮れていたそうなんです。
かわいい娘のために、両親共々仕事を辞めてまで練習に付き合っていたと言うから、感覚がちょっとわかりません。
小学校も夜間学校に通い、遊びたい盛りはフィギュアスケート漬けでした。
これだけフィギュアスケートに魅了される一家というのは、ロシアでは珍しくないのでしょうか?
だからあそこまで強い選手を育てることが出来るのでしょうね。
練習で忙しくしているトルソワ選手の得意科目は数学です。
お勉強もしっかり取り組んでいるようですね。
トルソワの華麗なるジャンプとは?
このジャンプ!女子の4回転を成功させた選手は過去、安藤美姫さんただ一人でした。
その4回転ジャンプ(サルコウ)を見事に成功させ、更に驚くは、もう一種類の4回転ジャンプ(トゥループ)をも華麗に飛んで魅せたのです。
一つのプログラムに二種類の4回転を組み込み、どちらも成功させたのですからブッチギリで優勝を決めたのは言うまでもありません。
このプログラムの得点が153.49!ショートプログラムと合わせると225.52!!
フリーの技術点だけで比べると、平昌オリンピック金メダルのザギトワ選手を10点以上も高い得点を出しています。
怖っ!!
しかしここで懸念されるのが、成長期による体の変化です。
たった数センチ身長が伸びただけで、たった数グラム体重が増えただけでも演技に大きく影響を及ぼしてしまうフィギュアスケート。
現役選手が一番気をつけていることが体重の増加だといいます。
実際に、好成績でロシアに貢献していたリプニツカヤさんは、成長期による不調を理由にフィギュアを引退されていますし、圧倒的な強さで平昌金メダルを獲得したザギトワ選手もまた、3cmほど身長が伸びて不調が続いているそうです。
「みんなが4回転なら私は5回転を飛ぶ」
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2種類の4回転を武器にその名を轟かせているトルソワ選手は、2022年に開催される冬季北京オリンピックを見据えて強気発言をされていますね。
14歳である現在の身長は148cmで無駄な脂肪も少なめの小柄な体型をしており、加えて彼女の回転能力が高く、ジャンプしてからの回転が非常に速いので4回転を軽々と飛んでいます。
しかし、2018-2019シーズンより大幅なルール改正がおこなわれ、難易度の高い4回転ジャンプの基礎点が大幅に下がることが決定しました。
失敗したらマイナス点が付き兼ねない高難易度の4回転を、危険を冒してまで飛ぶメリットがありません。
飛べている今の時期はいいんですけどね。
5回転を飛ぶと意気込んでいるようですが、長くフィギュアの世界に選手として存在し続けたいのであれば、表現力や芸術的な要素を鍛える必要があると言えるのではないでしょうか。
トルソワのお団子ヘアを解いた髪の謎
トルソワ選手の後頭部にまとめられたお団子ヘア。
あれだけ存在感のある大きなお団子ヘアを一目見るだけでわかります。
「かなりのロングヘアなんじゃないか」と。
どうですか!
な、長っ!!
画像でも、彼女のふとももの辺りまで髪の毛の先端が来ているのがわかりますね。
彼女の身長が148cmですので、そこから推測すると100cm以上は確実に伸びていると思われます。
ここまで伸ばすのにどれだけの時間をかけたのでしょうか。
髪の毛は一ヶ月に約2cm伸びると言われていますので、単純計算をして50ヶ月=4~5年はハサミを入れていないことになります。
実はトルソワ選手、ディズニーアニメの『塔の上のラプンツェル』に登場するプリンセス・ラプンツェルが大好きな女の子。
このロングヘアは、ラプンツェルに憧れて伸ばしているそうですよ。
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日本人だと黒髪なので伸ばしてもかぐや姫止まりですが、トルソワ選手は自毛がゴールドなので自慢の髪の毛であることは間違いありません。
しかし毎日の洗髪やドライヤー、強風の日は絡まったり、乾燥時期は静電気が起きたりして大変そうですね。
アレクサンドラ・トルソワさんのまとめ
女子フィギュアにも4回転の時代がやってきたと言わざるを得ない状況です。
トルソワ選手はいとも簡単にやってのけているように見えますが、ジャンプしている間に4回も回転をするためにはかなりの筋力とバランス感覚を養わなければならず、これまでの練習量は半端なかったことが伺いしれます。
身軽であることも条件からは外せません。
しかし女子には体の変化が必ず訪れますので、10代後半からは今を維持するだけでも大変な苦労を強いられることは目に見えて明らかです。
公言通り『5回転ジャンプ』を決められるのか、これからのトルソワ選手の演技から目が離せませんよ!