あだち充先生の漫画『MIX』が連載7年目にして、ついにアニメ化決定いたしました!
MIXはあの不朽の名作『タッチ』の30年後を描くストーリーで、かつて壮大なストーリーを繰り広げた達也・和也・南たちの母校である明青学園が舞台となっています。
タッチの主人公は正真正銘双子の兄弟でしたが、MIXでは再婚したそれぞれの親の連れ子同士2人の男の子が双子のような兄弟になっちゃってます。
どういうことかと言うと、2人の誕生日が偶然にも同じ年の同じ月日だったのです!
同じ学校に通う2人の関係を、分かりやすく三次元の世界で例えるなら『ジャニーズ事務所に所属する二宮和也さんと風間俊介さん』というところでしょうか。
2人の親同士が再婚するとなると、和成さんと俊介さんは義理の兄弟ってことになりますね。(ジャニーズが苦手という方には、わかりにくい例えで申し訳ありません)
そこにヒロインとなるは一つ年下の妹ですから、話の展開が気になるキャスティングとなっています。
そこで今回は、MIXに登場する主要人物からタッチとの関係性や違うところ、そして達也と南のその後についてまとめました。
アニメが始まる前に押さえておきたいポイントをチェックしていきましょう。
MIXアニメ化決定!どんな登場人物?タッチとの繋がりとストーリーは?
約30年前、上杉達也と和也の活躍で明青学園は甲子園出場を果たしました。
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当時、この双子の兄弟が甲子園を目指すキッカケになったのが、隣に住んでいた同い年で幼馴染の浅倉南の一言から始まりました。
「南を甲子園に連れてって」
弟・和也が、南の夢を叶えるために甲子園を目指して野球に打ち込んでいましたが、夢半ばで不慮事故に遭い他界してしまいます。
兄・達也は和也の亡き後、南を甲子園に連れて行くという和也の使命を引き継ぎ、野球部のエースとして活躍するのです。
あれから30年の月日が流れた明青学園の野球部は、注目もされないほどに低迷してるのでした。
主人公・立花投馬(たちばなとうま)
明青学園高等部二年生。
幼くして母親を亡くすが、小学一年生の時に父親が再婚することで新しい母親と兄と妹が出来ます。
所属する部活はもちろん野球部で、エースでピッチャー。
中学生時代はピッチャーとしての素質はあるものの、とある理由により監督の指示の下二年の夏まで三塁周辺の内野を守るポジションについていました。
右投げ右打ち。
他の選手のフォームを観察することに長けており、利点となるものは全て吸収する力を持っています。
幼い頃から、明青学園が甲子園で優勝を果たした記録映像を何度も繰り返し見ているので、上杉達也の投球要素もMIXされていると思われます。
死別した母親がソフトボール全国大会で準優勝している過去があることから、この才能は母親のDNAを受け継いだものでしょう。
立花走一郎(たちばなそういちろう)
明青学園高等部二年生。
母親が再婚することで父親と弟が出来ます。
投馬とは生年月日が同じだったのですが、10分早くこの世に生まれていた事実から兄となりました。
所属する部活は野球部で、ポジションはキャッチャー。
小学生時代投馬とは、エースとなるピッチャーの座を争う仲だったのですが中学生に上がる際、ジャンケンという勝負に負けたことがキッカケでキャッチャーへと転向します。
走一郎の実父は伝説のエースだったことは後になって知るのですが、そのエースの座は強運持ち主である投馬に託すのです。
立花音美(たちばなおとみ)
明青学園高等部一年生。
走一郎の実の妹であり、投馬の義妹となります。
所属する部活は吹奏楽部でフルートを担当。
明るくて素直な性格なのですがちょっとだけ天然が入っているので、男子からするとその仕草が放っておけないのでしょうね。
達也と和也は正真正銘の双子なだけにポジションは同じ『ピッチャー』でしたが、投馬と走一郎はなんちゃって双子なだけにポジションは別々なんですね。
しかし、ピッチャーとキャッチャーで最強のバッテリーを組み、互いを信頼するコンビとして高みを目指せるのですから、兄弟でありながら親友でもありチームメイトでもありライバルでもありと言ったところでしょう。
明青学園は創立以来、上杉達也のいた頃の野球部がたったの一度だけ甲子園への出場を果たし優勝しています。
後にも先にも、この一回きりです。
それから30年経った今、今度は立花兄弟は甲子園を目指して野球部をもり立てて行きます。
MIXアニメ化決定!タッチと似ているところや違うところを比較!
なんと言っても設定が似ていますよね、『双子の兄弟とヒロイン』という構図。
しかしMIXのヒロインは『妹』ですので、兄弟で恋愛を展開することは出来ません。
そこで登場するのが、『3歳の時に九州から引っ越してきた同い年の女の子』の存在です。
3歳からの幼馴染という関係性、そして彼女が新体操の選手という点は、達也と南に類似しています。
立花家で飼っている犬の名前が『パンチ』で、タッチの『パンチ』と何か関係があるのですようか。
因みに、明青学園の制服は当時と変わっていないようですよ。
時の流れで制服は改善されデザインも可愛らしいものへと変更していくものですが、流石にそこまで変えてしまうと『明青学園が舞台』というだけで、完全にタッチとは無関係の物語を見ているように思えてしまいます。
時代背景が変わっても、学校の佇まいや制服・ユニフォームはタッチの世界観で描かれていると、ファンには安心感が生まれますね。
かと思いきや、達也のライバル新田明男が通っていた『須見工業高校』は、学校名を『健丈高校』と変えたいます。
タッチとMIXでは時代背景が違いますので、現代に合わせてちょこちょこ変更されているようです。
タッチファンには昔と今を見比べながら視聴すると、一度に二度美味しいアニメになるのではないでしょうか。
MIXアニメ化決定!上杉達也と浅倉南のその後はどうなったの?MIXに40代になったの2人は登場している?
あだち充先生は自らの作品の続編を描かないことで有名ですよね。
『MIX』は、担当編集者の言った一言から始動することになりました。
「明青学園をもう一度、甲子園に連れていってください!」
時は流れ30年も時間が経つと、当時高校生だった達也や南たち世代にも高校生くらいの子供がいてもおかしくない年齢になっている・・・と担当編集者は思い、あだち充先生にいつ言い出すかを窺っていました。
ついにその案を提示したのですが、当時のあだち充先生は乗り気ではなかったそうです。
しかし、明青学園のモデルにしてあだち充先生の母校でもある『群馬県立前橋商業高等学校』を訪れると、学校の雰囲気といいましょうか、空気といいましょうか、自分の知っている学校ではなく新しい場所になったと感じたことで、新しい風を巻き起こせそうだと思い連載を引き受けることになったのです。
現在の状況として『MIX』では、回想シーンのみの登場となっている達也と南。
あだち充先生曰く。
「(2人の)その後に関してはすごく良いアイディアが浮かんだら描くかも」
達也からの告白を、嬉しそうな笑顔で受け止めた南。
願わくば、2人は幸せな結婚をして可愛い子供を設けていて欲しいもしいものですね。
タッチファンの妄想は止まりません。
『達也と南は結婚。達也はプロの道に進み、南の献身的に支えによって大活躍。数年後に突然の引退宣言。その後は南風を受け継いで幸せな家庭に』
『達也と南は結婚し、男女の双子を設けます。男の子は野球を始め女の子は新体操の世界へ。子どもたちは両親と同じ道を進む』
個人的には『2人のその後はご想像にお任せします』という方針を貫き、MIXで何らかのエピソードが描かれることはないと予想します。
登場したとしても、街ですれ違う・・・程度ではないでしょうか。
ワンシーンでも、幸せな2人の姿を見ることが出来たら、これほど嬉しいことはないですよね!
MIXアニメ化決定!タッチの30年後の世界!上杉達也と浅倉南は?のまとめ
原作者あだち充先生によって描かれる青春漫画です。
前作の『タッチ』は、週刊少年サンデーにて1981年~1986年に連載された漫画です。
双子の兄弟上杉達也と和也と幼馴染の浅倉南を中心とした、甲子園を目指しながら様々な恋愛模様を描いていました。
そして、グッサンにて2012年に連載をスタートさせた『MIX』は、舞台をそのままにタッチの30年後が描かれます。
達也と南が登場することはなさそうですが、投馬の投球フォームに達也の姿が重なりそうですよね。
今から放送開始が楽しみな作品の一つです。
『MIX』は、2019年4月より読売テレビ・日本テレビ系で毎週土曜日の17:30から放送開始されます!
お見逃しなく!