AKB総選挙!センターへの思いに比例した金額!ファンの心理は?

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akb総選挙 仕組み 目的 迷惑 残酷AKB総選挙は2018年で、第10回を迎えますね。

元々、メンバーのポジショニングなどはプロデューサーである秋元康さんやスタッフさんで決定していたのですが、そうするとファンの間で「一人のメンバーだけえこひいきしている」というクレームが上がり、更にはメンバーの間でも不満の声が囁かれるようになったそです。

確かに同じAKB48に所属していて、いつも端っこでマイクも持たせてもらえなかったら、歌番組に出演していてもファンにアピール出来ない上に、いつまで経っても『顔と名前が一致しないメンバー』にすぎませんよね。

せっかく芸能界に入ったのだから誰よりも目立ちたい!と思うのは当たり前のことで、不平不満が漏れても当然だと思います。

そこで秋元康プロデューサーが打ち出したのが、「だったら一年に一枚だけは、ファンがセンターや選抜メンバーを決めてください」というコンセプトの『AKB総選挙』。

これが全ての始まりとなったのです。

そこで今回は、メンバーが総選挙にかける思いと、それによってどれほどのお金が動いているのか、そのイベントにかけるファンの心理や意味などについてまとめました。

お金が有り余っているファンにとっては造作のないことも、生活費をやりくりしているファンにとっては死活問題にも繋がる重大な出来事です。

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AKB総選挙!メンバーがセンターにかける理由

指原莉乃 AKB総選挙AKB48グループは言わずとしれた巨大組織です。

本店に当たるAKB48、支店に当たるSKE48やHKT48などを含め、所属するメンバーは総勢650人以上となる大所帯ですよね。

650人といえば、小学校1年生から6年生までの1校分の生徒くらいの人数に相当します。

例えばその小学校に通う生徒を、近所のおばちゃんたちはどれくらい覚えているでしょうか?

自分の子供を中心とした友達や、買い物に行く時にいつも見かける子供くらいしか把握していないでしょう。

AKB48の芸能活動においても同じようなことが言えると思います。

支店に身を置いている限り、極限られた人にしか自分の存在を知らしめることは出来ません。

地方だとどうしてもテレビ出演が少ないし、知名度も上がらないし、一般人からすると活動しているのどうかさえもわかりません。

イベントを開催しても固定のファンしか着いてこないので、新規開拓をしたくても叶わないのが現状ではないでしょうか。

活動範囲は非常に狭い状況です。

私個人の話で恐縮ですが、現にこの記事を書くまで、新潟で活動しているNGT48なるものが存在していたなんて知りませんでしたし。

支店のメンバーは芸能人であっても、有名人になることは難しいのです。

しかし、東京という場所でなら全国を相手取って注目を浴びる可能性が高まりますよね。

小学校で例えるなら、運動会の応援合戦をする応援団員であり応援団長を務めるようなもの。

良いパフォーマンスをすることで、全校生徒やその保護者にまで「今年の白組の応援は迫力があって見応えがあったわね」と言われるわけですよ。

総選挙で選抜されたメンバーは東京主体で活動が出来るのですから、晴れて有名人になれるのです。

AKB総選挙はメンバーの思いに比例した巨大な金額が!

お金さて、メンバーが必死になって選抜メンバーの座を狙っている理由は理解しました。

その裏では巨大なお金が動いていることをご存知ですか?

AKB総選挙、簡単に『今年も総選挙実施します』『6月○日、開票を生中継します』なんて宣伝していますが、その一票、タダではありません。

衆議院総選挙とは違って、AKB総選挙は有料!しかも一人で何票も投じられるシステムです。

ファンは推しメンを応援すべく、ファンクラブ入会やモバイルサイト会員となり投票権を獲得しますが、熱烈的なファンはその僅かな投票では収まりません。

そうです。

総選挙直前に発売される投票権封入のシングルCDを買い占めるのです。

なんだかんだメンバーに投じられた投票権、一票をシングルCD一枚分として計算すると驚きの金額を電卓がはじき出しました!

昨年2017年の総選挙上位10名は以下の票数を獲得し、これだけの金額が動いたと想像されます。

1位 指原莉乃   246,376票    3億9420万円
2位 渡辺麻友   149,132票    2億3861万円
3位 松井珠理奈  113,615票    1億8178万円
4位 宮脇咲良   246,376票    1億3248万円
5位 荻野由佳   73,368票     1億1738万円
6位 須田亜香里  63,124票      1億99万円
7位 横山由依   58,314票       9330万円
8位 惣田紗莉渚  52,475票       8396万円
9位 岡田奈々   48,143票       7309万円
10位 北原里英  45,684票        6638万円

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※総投票数に対して計算すると、ざっくり42億円ものお金が動いたと考えられます。

42億円。

35億じゃありませんよ!その上を行く42億!
ブルゾンちえみ
もはや桁が違いすぎて、ブルゾンちえみもこの表情!

想像の域を遥かに越え理解不能の金額ですよ。

メンバーも必死ですが、ファンだって必死に投票しているのです。

AKB総選挙ファンはこの事実をどう見ている?!

有料であるが故に、裕福な人にとってはかなり有利な総選挙。

推しメンを上位に挙げたいという熱心なファンは一票でも多くの票を入れてもらえるように『選挙対策本部(選対)』なるものを立ち上げます。

選対の活動は、速報の結果をもとに推しメンの最終的な票読みをして総選挙を勝ち抜くために戦略を練ることです。

第一回目の総選挙から首位を占めているメンバーにはついていた選対。

回を重ねるごとに、各メンバー一人ひとりにもつくようになってきていて、彼等の活動こそが重要であり、総選挙に大きな意味をもたらすようになってきました。

速報の順位と最終的な順位に大きな入れ替えが発生しないのも、メンバーについている選対が票数の抑えをしっかりしている賜物です。

選対の活動はファンの域を越えています。

推しメンの投票数を増やすためにツイッターなどのSNSで呼びかけたり、ビラ配りバッジを作成して投票権が封入されているCDの資金繰りまで手がけているようです。

自分自身の投票作業と同時に、大量購入したものの投票が間に合いそうにないというファンからCDを預かり、開封から投票までを成り代わって行うという委託作業もこなしているから、総選挙にかける本気度が伝わってきます。

端から見ると異様な行為も、推しメンを応援している熱心なファンにとって、一つでも上の順位を目ざすメンバーの思いを叶えてあげたいと思う行為は普通のことなのです。

逆に、総選挙の投票に必死にならないファンなんて「ファンに非ず」とまで言われるそうですよ。

テレビで放送されるメンバーのスピーチはもちろん、総選挙DVDのメイキング映像を見たら「総選挙に意味がない」なんて言えない!とファンは言います。

熱心なだけにこんなトラブルも発生しています。

とあるファンが、『新品同様』と謳われた中古のCDをみつけ大量購入するも、入っていた投票権は使用済みで紙切れ同然。

落札者は投票権が目当てで購入したのに全く意味を成さないCDの返品を求めたそうです。

しかし出品者側も、CDは委託されたもので投票権が使えないことを知らなかったそうで返品には応じられないと回答したそうです。

そのあとのことは分かりかねますが、それだけファンも必死になって総選挙に参加しているのです。

ファンにとって総選挙は、メンバー以上に命がけでした。

『AKB総選挙の仕組みと目的!ファン・メンバーも迷惑で残酷なゲーム』も合わせてご覧ください!

AKB総選挙のまとめ

2018年度の総選挙は6月16日にナゴヤドームで開催されるにあたって、5月30日には速報が発表されました。

3位を狙っていたSKE48メンバー惣田紗莉渚さんが120位内に入ることが出来ず、いわゆる圏外の状況に追い込まれたことから過激発言が飛び出しました。

「やっぱりどうしても3位に入りたいから、みんな死ぬ気で投票してください!」

一人500票

「500がきつい方はアンダー100票で!よろしくお願いいたします」

「今年はモバイル票があります。モバイル票は6,000(円)くらいで18票投票することが出来ます」

「是非モバイル票狩りしてね」

他の人の携帯を奪うのも手です」

なんて浅ましい・・・。

日頃のアイドル活動がものを言うと思っていた総選挙は、票乞いをするという異様な事態にとなっています。

ファンにどれくらいのお金をつぎこませることが出来るかという勘違いメンバーまで現れてしまい、とても残念でなりません。

しかも惣田紗莉渚さんは昨年2017年度では8位にランクインした実力(?)の持主です。

ファンが一人で何票でも投票できる総選挙。

実は、出馬しているメンバー本人さえも自分に何票でも投票できるシステムって、どんな選挙なんでしょうね。

本当に選挙を行う意味があるのでしょうか。

私たちは秋元康プロデューサーの手の中で、コロコロ転がされていることに早く気づくべきではないのでしょうか。

それはまるで西遊記に出てくる観世音菩薩の手の中でもがいている孫悟空のようだと思いませんか?

総選挙で順位を上げるために必死になって普段の活動を頑張るのと、必死になって票乞いするのとでは印象がまるで違います。

票乞いほど見苦しくも恥ずかしいものはありません。

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