【時短テク】ご飯がたった6分で炊ける!簡単に美味しく炊く裏ワザ!

料理

昨夜はちょっと濃厚すぎたせいで、悠真と和臣は2人そろって朝寝坊をしてしまった。

起きたらすでに時間がない。

白石悠真
白石悠真

やばっ、もうこんな時間・・・!


悠真は慌てて布団を抜け出そうとするが、和臣の腕が絡みついてくる。

天澤和臣
天澤和臣

んー・・・もうちょい・・・。

あと5分・・・。

白石悠真
白石悠真

ダメ、遅刻しちゃうって。

和臣も早く起きて!

和臣の腕をスルリと抜けて、時計を見て焦りつつ悠真はキッチンへ直行した。

朝寝坊して時間がない、でも炊きたてのご飯が食べたい。

そんな経験はありませんか?

炊飯器では間に合わない・・・そんな時に使えるのが、たった6分でお米を炊く裏ワザ!

ご飯って、6分で炊けちゃうの?!

白石悠真
白石悠真

そうだ、6分で炊ける裏ワザがあったんだ!

昨夜のうちに浸水させておいたお米を取り出し、さっそく実践を開始しする悠真。

天澤和臣
天澤和臣

何やってんの?

遅れて起きてきた和臣が、寝ぼけまなこで悠真の背中にはりついて覗き込んできた。

白石悠真
白石悠真

時短でお米炊いてるの。

6分で炊けるんだよ。

天澤和臣
天澤和臣

6分!?マジ?

白石悠真
白石悠真

ふふ、見てて。

ちゃんと美味しくなるから。

悠真は手際よく鍋をセットし、火をつけた——。

この記事では、お湯を使って短時間でふっくらご飯を炊く方法を紹介します。

ご飯を炊く時間がない忙しい朝でも、美味しいご飯を諦めずに済むこのテクニック、ぜひ試してみてください!

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たった6分でご飯が炊ける!時短裏ワザ

「炊飯器だと時間がかかるし、電子レンジ調理もイマイチ…」そんな時におすすめなのが、お湯を使った超時短炊飯法です。

たった6分でふっくらとしたご飯が炊けるので、忙しい朝や時間がないときにぴったり!

準備するもの

  • お米 … 1合
  •  … 1合の浸水用(約200ml)
  • お湯 … 1リットル(沸騰したもの)
  •  … できれば厚手の鍋(フタ付き)
  • ザル … お米の水切り用

6分で炊く裏ワザの手順】

 ① お米を洗い、30分浸水させる

お米をとぎ、通常通り30分間水に浸しておきますこの工程は、お米にしっかり水分を吸収させるために重要です。時短調理とはいえ、ここを省略すると芯が残りやすくなるので注意しましょう。

 ② お湯を1リットル沸騰させる

鍋に1リットルのお湯を沸かします。ポイントは、しっかりグツグツと沸騰させること!

 ③ お米の水を切る

30分浸水したお米をザルにあげて、水気をしっかり切ります。

 ④ 沸騰したお湯にお米を入れ、フタをして強火で6分

お湯が沸騰した状態のまま、お米を入れます。すぐにフタをし、強火のまま6分加熱。この間、フタは絶対に開けないでください。

 ⑤ 火を止め、10分蒸らす

6分経ったら火を止め、そのままフタを開けずに10分蒸らします。この蒸らし時間で、お米がふっくら仕上がります。

 ⑥ 軽く混ぜて完成!

蒸らし終えたら、しゃもじで軽く混ぜます。すると、ふっくらツヤツヤのご飯が完成!

白石悠真
白石悠真

炊飯器で炊いたような美味しいご飯が、たった6分+蒸らし10分でできるんです。

なぜ6分でご飯が炊けるのか?その理由を徹底解説!

通常、お米を炊くには炊飯器で50分ほど、鍋で炊く場合も約20分かかります。

では、なぜこの裏ワザでは6分の加熱で炊き上がるのでしょうか?

その秘密は、お湯の温度とお米の吸水にあります。

① 沸騰したお湯を使うことで加熱時間を短縮

炊飯器や通常の鍋炊きでは、お米と水を一緒に入れて水から加熱します。

水は100℃まで温まるのに時間がかかるため、どうしても長時間の加熱が必要になります。

しかし、この裏ワザでは最初から100℃に達したお湯を使うため、お米がすぐに加熱され、デンプンの糊化(こか)が短時間で進むのです。

② 事前に浸水させることでお米の芯まで水分を吸収

お米が炊ける仕組みは、お米が水を吸収し、その水分が加熱されて内部まで熱が通ることにあります。

炊飯器で時間がかかるのは、お米が水を吸収するのと加熱が同時におこなわれるためです。

しかし、この裏ワザでは事前に30分間お米を浸水させることで、お米の内部までしっかり水を吸わせておきます

すると、加熱したときに水の浸透を待つ必要がなく、短時間でも芯までしっかり火が通るのです。

③ 強火で一気に加熱することで糊化(こか)が進む

お米の主成分であるデンプンは、60~70℃の温度で水を吸収し、80℃以上で糊化(アルファ化)することで、ふっくらとした食感になります。

通常の炊飯では、温度が徐々に上がるために糊化がゆっくり進みますが、この方法では最初から100℃のお湯に投入するため、一気に温度が上がり、短時間で糊化が進むのです。

④ 蒸らし時間で仕上げるから、短時間加熱でもOK!

6分の加熱だけでは、「ちゃんと火が通るの?」と不安になるかもしれません。

しかし、火を止めた後の10分間の蒸らしが、仕上げに重要な役割を果たします。

加熱をやめた後も、鍋の中の温度は100℃近くをキープしており、お米の内部まで熱がゆっくり伝わります。

この余熱で仕上げることで、芯が残らずふっくらとしたご飯になるのです。

6分炊飯のポイントは「吸水」と「高温調理」!

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◆ 事前に浸水することで、お米の内部まで水を吸わせる
◆ 沸騰したお湯を使うことで、すぐに高温で加熱できる
◆ 強火で一気に加熱し、短時間でデンプンの糊化を促進
◆ 蒸らし時間をとることで、内部までしっかり火を通す

この仕組みを活用することで、たった6分の加熱+10分の蒸らしで、美味しいご飯を炊くことができるのです!

白石悠真
白石悠真

この方法なら、忙しい朝でも短時間でご飯が炊けるのでとっても便利!
ぜひ試してみてくださいね。

6分炊飯の注意点!失敗しないためのポイント

この裏ワザは時短で美味しくご飯を炊けますが、いくつか注意点があります。

失敗しないために、以下のポイントを押さえておきましょう!

① お米の浸水時間を省略しない

お米の吸水が不十分だと、炊き上がりに芯が残る原因になります。

とくに、新米は水を吸いやすいですが、古米や冷蔵保存したお米は吸水に時間がかかるため、最低でも30分は浸水させましょう。

② 必ずたっぷりのお湯で炊く

この方法では、1合につき約1リットルの沸騰したお湯が必要です。

お湯の量が少ないと、温度が下がってしまい、6分では十分に火が通らなくなるので注意!

③ 強火でしっかり加熱する

火力が弱いと、短時間ではお米のデンプンがうまく糊化せず、パサついたり、硬い仕上がりになることがあります。

6分間はしっかり強火を維持しましょう。

④ 蒸らし時間を短縮しない

炊き終わった後、最低10分間は蓋を開けずに蒸らすことが大切です。

この蒸らしで、お米の内部まで均一に火が通り、ふっくら仕上がります。

蒸らし時間を省略すると、炊きムラができやすいので注意!

⑤ 炊いた後はすぐに混ぜる

蒸らしが終わったら、すぐにしゃもじでほぐし、余分な蒸気を逃がすことが大切です。

これをしないと、ご飯がべちゃっとした仕上がりになってしまいます。

成功のカギは「浸水」「強火」「蒸らし」!

◆ 30分の浸水で芯まで水を吸わせる
◆ 1合につき1リットルのお湯をしっかり沸騰させる
◆ 6分間は強火をキープする
◆ 10分の蒸らしを省略しない
◆ 炊いたらすぐにほぐす

白石悠真
白石悠真

これらを守れば、たった6分で美味しいご飯が炊けます!

時短でも失敗せず、ふっくらツヤツヤなご飯を楽しみましょう。

30分の浸け置きを省いたらどうなる?

もしお米の浸水を省略すると、炊き上がりにムラが出て、芯が残りやすくなる可能性があります。

なぜなら、お米は炊く前にしっかり水を吸わせることで、デンプンが糊化しやすくなり、ふっくら炊き上がるからです。

① 浸水なしだと、お米の芯が残る

お米の粒の内部まで水が浸透していない状態で炊くと、外側だけが加熱され、中心部分に芯が残って硬い食感になりやすくなります。

とくにこの裏ワザは短時間炊飯なので、お米が水を十分に吸収していないと加熱が追いつかないことがあります。

② べちゃつく or パサつく原因になる

浸水していないお米は、水分の吸収が不均一なため、

⚠ べちゃっとした部分と硬い部分が混ざる
⚠ 炊きムラができて均一な仕上がりにならない

といった失敗が起こりやすくなります。

③ 炊き上がりに時間がかかる

浸水なしでお米を炊くと、通常より加熱時間が必要になります。

6分では火が通りきらず、追加で加熱する必要が出るため、結局時短にならない可能性も。

どうしても浸水を省きたい場合は?

「浸水なしで時短したい!」という場合は、ぬるま湯(40℃前後)に10分ほど浸けることで、ある程度の吸水を促すことができます。

また、無洗米を使うと、通常のお米よりも吸水が早いため、短時間の浸水でも比較的ふっくら炊きやすくなります。

美味しく炊きたいなら浸水は省かないほうがいい!

◆ 短時間で均一に火を通すためには、浸水が必須!
◆ 時間がないなら、ぬるま湯で時短吸水
◆ 無洗米なら比較的浸水なしでもOK

白石悠真
白石悠真

この6分炊飯の裏ワザを最大限に活かすなら、30分の浸水はしっかり行うのがベストです!

【時短テク】ご飯がたった6分で炊ける!の、まとめ

忙しい朝でも、たった6分でお米を炊く裏ワザをご紹介しました!やり方は簡単で、お米を30分浸水した後、沸騰したお湯に入れて強火で6分加熱するだけ。

通常の炊飯より圧倒的に時短できるのに、ふっくら美味しく炊き上がります。

この方法が成功する理由は、最初にお米を浸水させてしっかり水を吸わせることで、短時間の加熱でも芯まで火が通るため。

また、熱湯で炊くことでデンプンの糊化が一気に進むので、もちもちの仕上がりに!

ただし、浸水を省くと芯が残ったり、炊きムラができやすくなるため要注意。

どうしても時間がない場合は、40℃程度のぬるま湯で10分吸水させると時短できます

「朝ごはんを炊き忘れた!」なんて時も、この裏ワザを使えばスピーディーに炊きたてご飯が楽しめます。

ぜひ試してみてください!

★おまけ★

炊きあがったご飯をひと口食べた和臣は、驚きの表情を見せる。

天澤和臣
天澤和臣

うまっ・・・!普通に炊いたのと変わらないじゃん。

白石悠真
白石悠真

でしょ?

得意げに微笑む悠真を、和臣はじっとみつめる。

天澤和臣
天澤和臣

でもさ、昨日あんなに激しかったのに、悠真って元気だよな。

白石悠真
白石悠真

ばっ・・・!

なに言って・・・!


悠真は箸を持ったままピタリと動きを止め、一瞬で顔を赤く染めた。

昨夜のことを思い出しているのが見て取れるほど、耳まで染まっている。

和臣は、そんな悠真を微笑ましく思いながら無意識に口元をゆるめ、ご飯を口に運んでいる。

天澤和臣
天澤和臣

こんな裏ワザがあるんだったらさ、毎朝やってくれたらうれしんだけど。

白石悠真
白石悠真

なんで?

天澤和臣
天澤和臣

だって、毎朝寝坊ができるってことじゃん。

白石悠真
白石悠真

朝からなに考えてんのっ!?

顔を真っ赤にしながら、悠真はご飯をかき込む。

一方の和臣は、そんな悠真をニヤニヤ眺めながら、のんびり朝ごはんを楽しんでいた——。

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