当時、乗りに乗っていたX JAPANの、ボーカルを担当していたToshiの脱退申し出によりバンドは解散することになりました。
Toshiは、X JAPANの世界進出にあたりYOSHIKIからの高難易度の要求に応えることが出来ず、もどかしさや腹立たしさなど、何とも言いようない闇の中にいました。
そんな時に家族の強欲さに触れ、立ち直ることが出来ないほどの怒りや悲しみに苛まれ、奈落の底に突き落とされた気分だったはずです。
八方塞がりの闇から救い出してくれたのが、後に妻となる女性・守谷香の優しさでした。
「金髪になんかしなくて良いんだよ」
「サングラスなんて必要ないよ」
「そのままのToshiで、ありのままでいたらいいんだよ」
なんてパステルカラー・オーラでニッコリ微笑まれたら、戦場で戦ってボロボロになった心も身体も癒やされますよ。
癒やしという名の『浄化』だったかも知れませんね。
それが、偽りの微笑みだったとしても。
そして1998年、『元・X JAPANのToshiが変な宗教に洗脳されている』という記事が書かれたことで、代表を務めていたMASAYAと守谷香を率いて一週間様々な報道番組に出演し、ホームオブハートの正当性を主張しました。
その最終日Toshiがしっかりとした意見を述べる中、MASAYAと守谷香の発言は・・・。
MASAYAの発言が支離滅裂!
この日、司会者がMASAYAに対して「Toshiさんご夫妻とビジネスをやっているのですか?」という質問に対して、MASAYAは次のように答えました。
「以前からToshiからレコード会社に入りたいと言われてきたが、それは断ってきた。それはトレーナーの立場からして、自分で断つということは大事だから」
「Toshiからは楽曲提供・プロデュースを頼まれてきたから一曲だけは提供し、今現在その歌を歌っているが、それだけの関係」
と、ここまでは司会者の質問に対しての答えになっているのですが、続けて理解不能な壮大な話をし始めました。
1990年に『老子の本』に出会い、その思想に感化されていたのならこの発言も、まあギリギリセーフではないでしょうか。
あるがままに自然に流れに逆らわず、余計なことを何もしないで、自分の身の丈似合った幸せを知ることが出来れば争うこともなくなるというのが、老子の思想です。
「貧乏だから失敗とか、そういう次元の問題ではないと気付いたからヒーリングの音楽を通して伝えていきたい」
「組織でも団体でも宗教でもなく、ただ純粋に自然な生き方をしていきたいだけ。昔はそうではなかったが、気付いてしまったから」
老子の本に出会い、自分の好きな様に解釈をし、それをホームオブハートのセミナー参加者に押し付け洗脳していたわけです。
セミナーに参加させ、老子の思想を勝手に解釈した内容を刷り込んであたかもセミナー参加者本人が気付いたように見せかけた『気付いちゃった』部分を、目が醒めないようにそっとしておいて欲しい・・・と言っているようにしか聞こえません。
MASAYAと守谷香に洗脳されているToshiの発言は
この時のToshiは完全に夢うつつの状態にあり、MASAYAと守谷香を崇拝していた時期です。
それでもToshiの訴えは、純粋で俺を救ってくれたMASAYAは洗脳なんてしていないし、自分自身洗脳なんてされていないから、色眼鏡で見るのではなくちゃんと事実を伝えて欲しいと言っているのがわかりますね。
筋が通っていてあやふやな発言ではありません。
守谷香の発言も支離滅裂!
MASAYAと手を組んでセミナー参加者を洗脳することで、自分たちの思い通りに動くようになったことを『美しい』と表現しているのが痛いですね。
この発言が、守谷香も操られているのではないかと思った要因でした。
これまで生んで育ててくれた家族や出会ってきた人たちの愛が偽物かもしれないと、疑っている段階で断定的な言い方をしていないのが気になります。
もっと違うところに違う形で『真実の愛』が存在しているかも知れないと、ここでも言い切ることが出来ていない発言が、100%洗脳しきれていないのか・・・と。
守谷香は『気がついた』のではなく、MASAYAに言葉巧みに吹き込まれ、MASAYAのシナリオ通りのセリフを捲し立てるように勢いで言い放っているように感じました。
捲し立ててる間に何を言っているのか分からなくなったのか、急ハンドルを切るようにMASAYAが言っていた「許すこと」で言葉をまとめたように思えました。
MASAYAと守谷香はToshiを洗脳するのに必死!発言が支離滅裂!まとめ
MASAYAは『自然で素朴な生き方』を教え広める立場を利用して、セミナー参加者を洗脳して、身の丈に似つかわしくない生活を送っていました。
「自然な生き方が素晴らしい」「素朴な生き方だって成功だ」「貧乏の何が悪い」
そしてセミナー参加者を『自動現金生産機』にしてしまいました。
守谷香も、MASAYAに洗脳されている可愛そうな人物と思わせておいて、やはりお金に目をくらませた亡者でした。
同じ人間として、ここまで冷酷にお金を巻き上げることが出来てしまうように仕向けるMASAYAは、本物の悪だなとつくづく感じます。
「どう思われようと全然責任を感じていません。家族がいいものだなんて全く思ってないし」
自分の置かれた家族環境が悪かったからといって、他人の家族や人生を巻き込んでメチャクチャにしていいはずがありませんよね。
弱った心に付け込まれないように私たちは、信じるべき人・信じてはいけない人を見極める力を養わなければなりません。
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